UEFA ユースリーグのセビージャ戦で勝利を取り戻したユベントスはカンピオナート・プリマベーラ第9節プロ・ベルチェッリ戦をトゥレ選手の決勝ゴールで 1-2 の勝利をあげ、公式戦2連勝となりました。
試合に出場した選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: マルリッキ |
DF | 2: センペリーニ 5: ヴォリャッコ 6: アンデルセン(→ 12' st. 14: ムラトーレ) 3: コッコロ |
MF | 8: ボヴェ (C) 4: トゥレ 7: メリオ(→ 27' st. 15: ヌジャイ) |
FW | 10: モスティ 9: ゼチリ(→ 43' st. 16: ロジェリオ) 11: レリス |
グロッソ監督は 4-3-3 を選択。セビージャ戦に出場した選手に休養を与えるターンオーバーを実施し、プロ・ベルチェッリとのアウェイ戦を迎えます。
試合は1分にベルチェッリがゴール正面でFKを獲得する展開で始まります。しかし、ロザーノ選手のキックは枠を外れ、ユベントスは難を逃れます。
ユベントスはここからエンジンがかかり、相手陣内でボールを保持する時間が増えます。対するベルチェッリはロングボールを使ったカウンターに比重を移し、試合の構図が固まり、時間が経過します。
26分に裏のスペースに抜け出したゼチリ選手が右足で狙うも、これはGKが足に当ててセーブ。徐々にユベントスの流れになると、35分に均衡が破れます。
ゼチリ選手を狙ったロングボールをGKがパンチングでクリアしたボールをフォローのために走り込んだモスティ選手が流し込み、ユベントスが先制することに成功します。前半はこのまま 0-1 で終了。ユベントスがリードをして後半を迎えます。
後半に入ると、同点に追いつきたいプロ・ベルチェッリが前に出てきたため、戦況は一進一退となります。ユベントスは54分にCKの混戦から決定的なシュートを放つも、2点目を奪うことはできず、1点差のまま時間が経過します。
このまま試合終了かと思われた85分から試合は目まぐるしく動きます。ベルチェッリのDFラインからのロングボールを頭でGKに戻そうとしたムラトーレ選手のバックパスが自らキャッチしようと前に出た第2GKマルリッキ選手の頭上を越え、オウンゴールで同点に追いつかれます。
それでも、直後の86分にCKでベルチェッリがクリアしたボールをユベントスが奪い取り、ヴォリャッコ選手が落としたところをトゥレ選手が決め、ユベントスが再びリードすることに成功します。
92分にはモスティ選手がエリア内で倒され、PKを獲得。レリス選手が蹴ったPKはストップされてしまうものの、試合はユベントスが 1-2 で勝利。リーグ戦の連敗を2で止めることに成功しました。
試合後、グロッソ監督は以下のようにコメントしています。
ファビオ・グロッソ監督:
「セビージャ戦とは7選手が入れ代わり、試合がスタートしました。どの選手たちが起用できる状態であるか、また全選手にプレーする機会があることが示されたことが事実だと思います。
シーズンは長く、厳しいものです。私達はすべての大会を戦っていますし、自分たちが持っているクオリティーを継続するためにトレーニングを続けなければなりません」
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
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1 | サッスオーロ | 9 | 6 | 1 | 2 | 19 | +10 |
2 | ユベントス | 9 | 6 | 1 | 2 | 19 | +10 |
3 | キエーボ | 9 | 5 | 3 | 1 | 18 | +15 |
4 | トリノ | 9 | 5 | 3 | 1 | 18 | +11 |
5 | ウディネーゼ | 9 | 5 | 5 | 2 | 17 | +5 |
プリマベーラの次節は11月30日(水)に行われるフィオレンティーナとのコッパ・イタリア・プリマベーラのラウンド16。一発勝負ですから、グロッソ監督がターンオーバーをした上で勝利を掴めたということは大きいと言えるでしょう。
昨シーズンは準優勝だったコッパ・イタリア・プリマベーラで忘れ物を取りに行くことができるかという点にも注目です。