ユベントスは公式サイト上で “女子チーム” の整備が順調に進んでいることを発表しました。現状では U-13 の育成世代が成長中であるとのこと。女子セリエAに加わるには少し先の話となるでしょう。
女子部門が順調にステップを踏んでいるとダニエレ・ディアーナ(Daniele Diana)監督が『ユベントスTV』に述べています。
現状で所属している選手は 2003〜2007 年生まれですので、U-13 世代の選手が該当します。ユース世代は男子チームがすでに存在する状況であり、トレーニングで切磋琢磨する相手に困ることはないでしょう。
ただ、女子部門が本格的に始動するのはユベントスが進めている『Jヴィレッジ・プロジェクト』の進行度と比例することになるはずです。
ビノーボよりもアクセスが改善されますし、トレーニング施設が集約化されるため、利便性が大きく向上することが期待できます。スタジアムなどはプリマベーラとの共用になると思われますが、それでも十分な投資になると言えるでしょう。
UEFA 女子チャンピオンズリーグも存在していますが、イタリアの国別ランキングは 2016/17 シーズン開幕時で8位です。
リーグ全体として底上げの余地はあります。しかし、1つのクラブだけで解決できる問題ではないだけに、ユベントスとしては採算が見込める投資額を守る必要があります。
「フットボールはスポーツビジネス」という原則を守り、身の丈にあった『女子部門』を運営するという健全経営を実施していくことが不可欠になってくるでしょう。女子部門プロジェクトの進行状況にも注目です。