2015/16 シーズンのセリエBを6位で終えたチェゼーナは「ユベントスからマッティア・ビターレ選手をローン移籍で獲得した」と発表しました。
チェゼーナは買取オプション付きのローン移籍で獲得したことを発表しており、2016/17 シーズン終了後に権利を行使するかを委ねられることになるでしょう。
ボローニャ出身のビターレ選手は1997年10月生まれの18歳。2016年1月からセリエBのヴィルトス・ランチャーノにローン移籍し、19試合(先発は17試合)に出場し、セリエBプレーアウトの2試合(先発は1試合)にも出場した若手MFです。
ビターレ選手が加入する前のランチャーノはレガ・プロへの降格圏内をさまよっていたのですが、加入後は自動降格圏から抜け出すことに成功し、プレーアウトにまでチームが盛り返したことに貢献したと判断されたのだと思われます。
新シーズンはセリエBを6位で終え、昇格プレーオフを戦ったチェゼーナの一員として、チーム力が1枚上と見られるチームで研鑽を積むことが期待されています。
UEFA ユースリーグを戦った際の課題として指摘された “退場癖” ですが、セリエBの19試合(1457分)で5枚のイエローカードと、「291分に1枚のペース」と改善の兆しを見せました。無用なカードを受けることを少なくした上で、持ち味を発揮できるかが注目点となります。
新チームが始動し始める7月上旬にローン移籍が決定したということはチェゼーナがビターレ選手を戦力として期待していると受け止めることができます。このチャンスを活かし、成長してユベントスに戻ってきて欲しい選手と言えるでしょう。