ユベントスのコモリ GM がコンティナッサの練習場で『スカイ・イタリア』などの囲み取材に応じていましたので概要を紹介いたします。

コモリ GM との主な一問一答は以下のとおりです。
■ D・ルイスについて
「チームメイトへの敬意を欠いたのです。誰もがユニフォームに敬意を払わなければなりません。彼は選手、監督・コーチ陣、そして私に謝罪しました」
■ T・ウェアについて
「退団を強いられている選手は誰もいません。彼はマルセイユ移籍を望んでいると明言しましたが、すべてはクラブ間の交渉次第です。適切なオファーが来なければ傍観者になるでしょう。その場合のチームは選べません」
■ ヴラホヴィッチについて
「アメリカで非常にポジティブな会談が行われました。選手として、私達の財務的に素晴らしい機会が訪れれば売却ができるとの結論に達しました」
■ 移籍市場への見立て
「クラブは非常に魅力的だと思いますし、数多くの代理人や選手から連絡があります。結局のところ、我々はユベントスであり、勝者の道に戻りたいのです。コンセイソンの残留はN・ゴンサレスのように両サイドでプレーできるため、明確かつ強固な決断でした。仮に、サイドの選手が退団すれば代わりの WG を検討します。準備は万端です」
■ コロ・ムアニについては?
「彼はユベントス復帰を熱望していますし、私達はそれに向けて取り組んでいます」
■ ユベントスでの2ヵ月で直面した予想外の困難は?
「困難や想定外に直面したとは思っていません。クラブのポテンシャルは信じられないですし、クラブでの時間を過ごすほど世界的な魅力度を持つリヴァプールのことを想起します。世界中で誰もがユベントスのことを話題にしていますし、これは困難ではなく、特別なことです。そして、今日の挑戦は私達が再び勝つことができると人々に共感してもらうことでしょう。明日もまた勝てるとは思いません。しかし、また勝てると確信させることはできると思います。これが私達の素晴らしい挑戦です」
このタイミングで囲み取材を行った最大の理由は「火消し」でしょう。
ノッティンガム・フォレストからの関心が報じられたタイミングでT・ウェア選手とバングーラ選手を「ベンチ外」にしたため、「誰も退団は強いられていません」との歯の浮くような弁明でもしておく必要があったからです。
もし、コモリ GM が『リヴァプールの成功事例』を分析した上で「(データ活用に基づく)ユベントスでの再現」を狙うのであれば、独自性の担保が重要になります。
ユベントスだけが『リヴァプールの成功事例』を追従しているのではなく、資金力のあるクラブも追従を試みていることは十分に考えられることだからです。
まずはスリム化が必要な中盤 MF 陣や FW 陣の陣容がどのような形で落ち着くのかに注目です。