ユベントスは公式サイト上で DF フェデリコ・ガッティ選手との契約を2030年夏まで延長したと発表いたしました。ナポリなどが引き抜きを狙っていたため、阻止するための昇給を伴った契約更改となります。

ガッティ選手は1998年6月生まれの27歳。2022年1月にセリエBのフロジノーネから保有権を獲得し、同年夏にユベントスに加入した CB です。
ユベントスでは公式戦通算109試合に出場。2024/25 シーズンは終盤戦に骨折による長期離脱を強いられましたが、46試合3270分に出場。1得点2アシストとセットプレーでも結果を残しました。
ただ、推定年俸が150万ユーロと安価で「 “ジュントリ FD が獲得した他の CB 陣” よりも費用対効果に優れていたこと」が他クラブから引き抜きを受ける要因と化していたことは否定できません。
“対人守備での強さを担保してくれるガッティ選手” を『昇給を伴う契約延長』で引き留める判断は「極めて妥当」と評されるべきでしょう。
なお、ガッティ選手は契約延長に対して以下のコメントを残しています。
フェデリコ・ガッティ選手:
「本当に興奮しています。私にとって第2の家族のようでもあるクラブとの契約延長は素晴らしいことです。
ここはスタート地点でなければならないですし、私達はハードワークをしなければなりません。可能な限り早期に勝利を取り戻さなければならないからです。
昨シーズンは長くチャレンジングなシーズンでしたが、個人的には素晴らしいシーズンでした。怪我のことは忘れて最高の状態でスタートし、110% で自身を体現したいと思います」
前十字靭帯の負傷から復帰予定のブレメル選手はフル稼働を計算できない状態で 2025/26 シーズンを迎えるため、ガッティ選手の引き留めに成功したことは評価されるべきでしょう。
そのガッティ選手も「骨折による復帰直後はコンディションが上がり切らずに低調なままで終わったパフォーマンス」をプレシーズンで払拭する必要があることも事実です。
DF 陣の中心選手として期待される2030年夏までの契約延長を契機にリーダーとしてチームの牽引役を担ってくれることに期待です。