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【前日会見】2015/16 UEFA CL ラウンド16 ユベントス対バイエルン

 バイエルン・ミュンヘン戦を翌日に控え、アッレグリ監督とブッフォン選手が恒例の前日会見に出席しました。

画像:会見に出席するアッレグリ監督

 会見の概要を紹介します。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「マンジュキッチとケディラはトレーニングで積み重ねられる良好な状態であり、彼らは試合に起用が可能です。

 バイエルンがアプローチ方法を変えて来るとは思いません。彼らがポゼッションを好むことは知っていますし、私達は彼らから可能な限りボールを持てなくしようとすることになるでしょう。

 ラウンド16というより、この試合は準決勝のように感じます。ファーストレグはホームで行われますし、ミュンヘンでの試合より良い内容を目指さなければなりません。なぜなら、ドイツに遠征した際の試合ははるかに難しくなるならです。

 

ーー バルサ時代のグアルディオラとは対戦経験があります

 グアルディオラは偉大なコーチですし、バルセロナで培ったフットボールの概念をバイエルンに移植しました。当然、選手たちは異なりますし、メッシもいません。哲学は同じであっても、プレイヤーは違うのです。

 大事なことはユベントスが上手く守り、彼らのプレッシングから逃れることです。

 

ーー 先発については?

 ラインアップが知りたい?ここで発表するつもりはありません。私達は世界中が注目する大事な一戦をプレーしなければならないのです。

 ラウンド16の結果はピッチ上で決まります。私達は技術的にも戦術的にもバイエルンと同じレベルでなければなりません。すばらしい試合となるでしょうし、180分を超えてプレーすることになります。

 前回、私はホームで 0-0 ならハッピーと発言しましたが、多くの人から批判を受けました。明日は 0-0 で終わることはないと思います。ゴールが生まれると期待していますよ。

 

ーー 試合について

 レフリーが笛を吹いた時、私達は 50-50 の確率で勝ち抜けのチャンスを持っています。

 バイエルンはチャンピオンズリーグ優勝候補本命の1つです。私達にとって明日は大事なテストになるでしょう。新戦力も多数加わりましたし、何をすべきか分かっているベテラン選手もいます。大一番に向けてプレーする準備はできています。

 勝つか、負けるか、引き分けるか、私には分かりません。私は霊能力者ではないからです。しかし、すばらしい夜にはなるでしょう。

 ローマはホームでレアル・マドリードに 0-2 で敗れたことで困難に見舞われていますが、他のカードはすべて拮抗しています。

 審判については私はいつもイタリアのレフリーは世界最高の1つであるの述べてきました。国外においても非常に良いジャッジをするだろうと当然のように見られており、(そのような彼らにも)ミスが起こりうることがあるのです」

 

ジャンルイジ・ブッフォン選手:
「非常に難しい試合になると予想します。私達はバイエルンに敬意を払っていますし、彼らには強い一面があり、弱点がないからです。

 しかしながら、私達も成長を遂げてきましたし、ここ4、5年では欧州の舞台においても力強さを取り戻しました。

 3年前に対戦した時と比較しますと、私達たちは当時よりも強くなっていますし、バイエルンも質が向上しました。3年前、当時の私達は彼らを打ち破ることは不可能であることをまざまざと見せつけられました。

 ファンが応援してくれていたにも関わらず、ホームとアウェイでそれぞれ 2-0 で敗れたのですが、バルセロナが3、4ゴールを許して敗れたほどの悪い結果ではありませんでした。

 

 ユーヴェが多くのチームに見せているようにバイエルンはホームで圧倒的です。しかし、私達とは異なり、彼らはヨーロッパでトロフィーを勝ち取ることが有力視される2、3チームの1つなのです。

 上手く行かない時でも、彼らは常に準決勝の場にまで進出しています。これはこの5、6年でヨーロッパ最高のチームとして表彰台に上がっていることを意味するのです。

 私達にとって第2戦でそのチャンスを得ることが目標です。それ自体が喜ばしいことですし、ラウンド16ですが、難易度は準決勝と同じです。

 

ーー ボローニャ戦で連勝が止まりました

 全勝するチームやそれが良いことだと言うチームを私は見たことがありません。スポーツの醍醐味はどの試合も 0-0 から始まることであり、障害を乗り越えるエネルギーを見つけることだからです。

 他にも常に新しい対戦相手がテストとして現れることが良い点です。バイエルン・ミュンヘンと対戦することより刺激的なチャレンジは何があるでしょうか?

 

ーー スクデットを逃したり、CL に敗退した場合はシーズンは失敗と見なしますか?

 コッパ・イタリアがありますし、既にイタリア・スーパーカップを勝ち取っています。悪いことではありませんよ。

 私の見解ですが、すべてを評価する必要があると思います。私達にその資格があるかは別にして、もしバイエルンとの拮抗した試合を戦ったように残り6試合の時点でナポリに遅れを取った状態でスクデットを最後まで争うことになっても、悲惨なこととは思いません。

 

ーー 相手 GK について

 長いキャリアの中で数多くの GK を見てきました。正直なところ、信頼性とクオリティを兼ね備えたソリッドな GK を十分に見ることができ、私は幸運でした。

 マヌエル・ノイアーはその1人です。勇敢さを持った選手で、そのことは否定できません。彼は重要選手なのです。

 もちろん、GK について語ることはできます。イケル・カシージャス、ペトル・ツェフ、オリバー・カーンやその他の選手が思い浮かびます。多くの要素を評価する必要があり、この瞬間だけで決まるのではないのです。

 

ーー 2016年になってから失点はわずかに1です

 確かにしばらく失点してなかったことに気づいていたことは認めます。これが意味することは私達がすばらしい守備陣を持っていることであり、単に良いディフェンダーやゴールキーパーがいるだけではないのです。

 信頼のあるトップレベルの選手がいることが助けになっていますが、ゴールを許していないのはチーム全体が相手の攻撃を防ぐために働いていることが証明されているからです。

 3バックか4バックかで大きな変更が生じるのではありません。4バックだと私が担当するエリアを3バックならボヌッチがその役目を担うといったぐらいです」