『コリエレ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがオシムヘン選手を獲得するために移籍金8500万ユーロを投じる構えであるとのことです。
ただ、現状を精査すると「ナポリは今夏の移籍市場でオシムヘン選手の売却を目指している」以上の情報はありません。資金調達がかなり怪しいロジックだからです。

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まず、オシムヘン選手を取り巻く状況は以下のとおりです。
- コンテ監督が「CF はルカク」を熱望し、2024年夏の時点で構想外
- ナポリは「売却」を試みるも、移籍金の折り合いが付かず頓挫
- 「1年延長+ガラタサライへの期限付き移籍」で決着
- その際に「イタリア国外のクラブが行使可能な7500万ユーロの契約解除条項」が追加と噂
- 現行契約は2026年夏まで
- 現状では今夏が売却のラストチャンス
要するに、「ユベントスがオシムヘン獲得に動いてるっぽいので契約解除条項を行使してくれるイタリア国外のクラブを募ります」とコリエレ紙が主張しているに過ぎません。
「チャンピオンズリーグ出場権と親会社 Exor からの1億ユーロ超の増資でオシムヘン獲得は可能」との記事どおりに動くことはさすがにないと思われるからです。
ちなみに、この記事で最も信憑性が薄いのは「コンテ監督がナポリと喧嘩別れした際の想定が全く行われていない」ことです。
- コンテ監督が電撃辞任した場合のナポリ
- CF のファーストチョイスがルカクである必要はない
- 「コンテ監督の新天地にルカクを売却」し、オシムヘンが主力 CF となっても構わない
- ユベントスが(ナポリの指揮官を辞任した)コンテ監督を招聘した場合
- 高確率で「ルカク獲得」が就任の第1条件
- 「オシムヘン」を主力 CF で起用し続ける可能性はほぼゼロ
ユベントスが「2025年夏でのコンテ監督の復帰」を狙っているなら、「オシムヘン選手の獲得」は見送らなければなりません。
「コンテ監督が評価しているルカク選手の引き取り」をナポリに打診する方が優先順位が高くなるからです。
ナポリは「オシムヘン選手が残留すること」を許容できますが、これまでの移籍市場での経緯から選手側は「ナポリに留まること」に消極的でしょう。だから、今夏の移籍市場で “確実に” 売却するためにコリエレ紙が援助射撃をしているものと思われます。
ユベントスが今夏の移籍市場での動きをどのタイミングで本格化させるのかに注目です。