DF の緊急補強が必要な状況に直面中のユベントスは2025年1月の移籍市場でハンツコ、アラウホ、アントニオ・シウヴァの3選手に興味を示していると報じられています。
これら3選手を取り巻く1月10日時点での現状を整理することにしましょう。
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選手名 | 年齢 | 備考 |
---|---|---|
ハンツコ 【フェイエノールト】 |
27 | 長所:左利きで CB と SB でプレー可能 |
障壁:2024年夏にアトレティコが移籍金3000万ユーロを提示するも交渉破談 | ||
アラウホ 【バルセロナ】 |
25 | 長所:ブレメルを彷彿させる屈強な CB |
障壁:クリステンセン(28歳)の離脱が長引いて CB 陣は手薄気味 | ||
A・シウヴァ 【ベンフィカ】 |
21 | 長所:将来を嘱望される CB |
障壁:契約解除金(1億ユーロ)の満額支払いを求めるベンフィカ |
ユベントスが獲得に興味を示しているとされる3選手はいずれも「素晴らしい選手」です。
しかし、どの選手も報道されている『ユベントスの希望条件』で獲得することは望み薄。「緊急補強を試みたが先方との合意はできなかった」との “アリバイ工作” をしているように映ります。
“DF が野戦病院化している現在のユベントス” は「相手の要求を丸呑み」するか「交渉から撤退」するかの二者択一で「選手との個人合意を背景に移籍金の値下げ交渉を行う」は選択肢になりません。
どのクラブも「シーズン途中での主力選手の放出」には消極的ですし、選手側も「よほどの好条件がクラブに提示されない限り合意には至らない」との認識が一般的だからです。
ユベントスは1年前に “リールとの契約が半年で満了するT・ジャロ選手” を獲得するために500万ユーロ超を投じており、そのことを知っているクラブは選手の売却を容認するにしても長期戦に持ち込むことでしょう。
ジュントリ FD が限られた予算を効果的に活用し、チームを上手く強化することができるのかに注目です。