2022/23 UEFA ヨーロッパリーグ準々決勝スポルティング戦のファーストレグを控え、アッレグリ監督とダニーロ選手による前日会見が行われましたので概要を紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「直近の11試合でスポルティングは7勝4分。脚力とテクニックを兼ね備えています。2021年にはタイトルを獲得していますし、私達は敬意を払わなければなりません。明日の試合が重要なステップであることは分かっていますし、リスボンでの試合でラウンド突破に向けた調整をします。
A・サンドロとヴラホヴィッチは起用可能です。デ・シリオはサッスローロ戦での復帰を期待しています。ドゥシャンは90分のプレーが可能です。
チームは落ち着いています。ピッチ上では様々なことが起こりますし、チームがそれに反応するのです。インテル戦での出来事が美談だと正当化できませんし、最初にクアドラードが謝るべきでしょう。
ユーヴェでは常にプレッシャーにさらされますが、私達はピッチ上で働き続けなければなりません。コッパ・イタリアとヨーロッパリーグで決勝に進出できる幸運に恵まれるかを見ましょう。
すべての状況がチャンスですし、出口は必ずどこかに存在するものです。私達はピッチ上でのことを考えていますし、クラブは自分自身を守る余地があります。ラツィオ戦での敗戦で変わることはありません。
スポルティングを軽視するのは愚かなことです。アーセナルを下しています。2017年のチームと比較すると経験値は少ないものの、テクニックと脚力があります。ヨーロッパリーグの準々決勝であり、欧州での試合はすべてが難しいものです。
ロナウドも最初は得点力不足を批判されました。ヴラホヴィッチもゴールを決め始めるでしょう。彼はまだ22歳です。去年はラビオのプレーはもう見たくもないという人が大勢いましたからね。ドゥシャンのしてきたことに私は満足しています。
パレデスとは単なる雑談をし、意見交換をしました。プレー時間が少なくてフラストレーションを抱えるのは当然です。重要なのは全員がシーズン最後の50日に集中していることです。
私はチームにとって最善の決断を下します。チームの全員を信頼していますが、パレデスが反応を示したことを嬉しく思います。上手くプレーすることを気にかけているのですから。
欧州のコンペティションを制するのは非常に難しいことです。強いチームが集う大会ですから。決勝を戦えるのは大きな達成感が得られるでしょう。1歩ずつです。
ポグバ?招集されるでしょう。プレーするかは明日には分かることです。チームとともにトレーニングを続けていることが重要です。シーズンはまだ16試合も残っていますし、決勝に出場できるのなら重要なことです。
ダニーロ、ボヌッチ、ペリン、ピンソーリョ、クアドラードやA・サンドロのような経験豊富な選手がいることは幸運だと思います。彼らはユーヴェでの長年の経験を若手選手に還元してくれていますから。
若手選手は情熱をもたらしてくれましたし、“ベテラン勢” は簡単ではない時期にバランスを保ってくれました。ドレッシングルームに本物の男たちがいてくれたのは幸運です」
ダニーロ選手:
「私達は最高の状態で臨まなければなりません。スポルティングは素晴らしいチームですし、試合は180分であることを意識して良いプレーをしなければならないのです。
契約更新には何の疑いもありませんでした。クラブとは常に良い相乗効果がありましたし、自分の心に従ったまでです。
危機があればチャンスもあります。今年もそうでした。若手選手が自身をアピールする場を手にしましたし、ユーヴェにユニフォームを着用できる力があると明確にしたのです。しかし、誰かが責任を負わなければなりません。例え、若かったとしてもです。
どのチームも肉体的・精神的な疲労があります。その中でシーズン終盤に重要な姿勢と集中力を維持できるかが勝敗の分かれ目となるでしょう。
ブレメル?フィジカル的には誰を相手にしても凌駕することができます。ピッチ上では学習意欲の高い人物です。より学び、成長しなければなりません。もっと良くなることができるのですから。
主将?やっていることはこれまでやってきたことと大差はありません。若い選手たちや少し困難な状況にある選手たちの参考になる存在でありたいと思って来ました。幸せですし、ユーヴェで満足しています。
ガッティの話題をするのは嬉しいことです。彼は私達全員にとっての手本です。セリエBからユーヴェに加入し、6〜7ヶ月はプレーできなかったのですが、プレー機会を待ち続けました。謙虚ですし、話を良く聞き、ユーヴェに留まりたいと思っています。
ヴラホヴィッチに起きているのは旅路の一部です。よく働き、忍耐強くなることでさらに前進できます。難しい瞬間ではありますが克服できるでしょう。その資質と能力があるからです。どの選手にもそれぞれの物語と道があります。
ヴラホヴィッチは監督やスタッフ陣と小さなことから改善するために働き続けています。得点だけでなく、守備やポゼッションでも助けてくれています。評価は全体でされるべきでしょう」