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【採点】 2021/22 セリエA第38節 フィオレンティーナ対ユベントス

 2021/22 セリエA第38節フィオレンティーナ戦はダンカン選手とL・トレイラ選手のゴールでフィオレンティーナが 2-0 で勝利しました。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2021/22 セリエA第38節 フィオレンティーナ戦)
  ACF Fiorentina
[4-3-3]
Juventus FC
[3-5-2]
GK 1: テラッチアーノ 36: ペリン
DF 23: ベヌーティ
4: ミレンコビッチ
98: イゴール
3: ビラーギ (C)
4: デ・リフト
19: ボヌッチ
3: キエッリーニ (C)
MF 5: ボナベントゥーラ
34: アムラバト
32: ダンカン
20: ベルナルデスキ
27: ロカテッリ
47: ミレッティ
25: ラビオ
12: A・サンドロ
FW 22: N・ゴンザレス
19: ピョンテク
8: サポナーラ
10: ディバラ
18: ケーン

 フィオレンティーナのイタリアーノ監督は 4-3-3 を選択。CF はピョンテク選手が務め、中盤ではアムラバト選手が舵取りを行う布陣で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督は 3-5-2 を選択。キエッリーニ選手が先発に名を連ね、両翼はベルナルデスキ選手とA・サンドロ選手が担当。2トップはディバラ選手とケーン選手のコンビで試合に臨みます。

 

 試合は両チームの中盤での睨み合いが機能し、静かな展開で幕が上がる。

 ユベントスは11分にディバラがベルナルデスキとのコンビネーションでシュートにまで持ち込むも相手 DF がブロック。対するフィオレンティーナも19分にビラーギの FK から最後はボナベントゥーラが狙うもデ・リフトがブロックで阻む。

 24分にはサイドチェンジのパスを受けたベルナルデスキが仕掛けるもシュートは相手 DF に当たって CK に。フィオレンティーナは27分にピョンテクのポストプレーからボナベントゥーラが狙ったが、今後はキエッリーニに阻まれる。

 試合が動いたのは前半終了間際の45分。ロングフィードからユベントスのゴール前で混戦が生じるとボナベントゥーラが倒れた状態でボールを出すと、走り込んだダンカンが左足で強烈なシュートを突き刺してフィオレンティーナが1点を先制して前半を折り返す。

 ユベントスは後半開始と同時に GK ピンソーリョと DF ルガーニを投入。“最終戦” ならではの選手起用を見せる。

 その中でフィオレンティーナは48分にサポナーラが戻したボールをビラーギがダイレクトでクロスを入れると中央でN・ゴンザレスが左足でダイレクトボレー。しかし、シュートは枠を捕らえない。

 最終戦のためプレー強度が上がり切らない中で次に生まれたチャンスは78分。ビラーギの左 CK にファーサイドのピョンテクが頭で合わせたが GK ピンソーリョが好セーブで阻み追加点は許さない。

 枠内シュートを放てないユベントスを尻目にフィオレンティーナは91分に左サイドから仕掛けたL・トレイラがボヌッチに倒されて PK を獲得。これをN・ゴンザレスがゴール左下に決めて2点目。

 試合はこのまま 2-0 で終了し、フィオレンティーナに軍配が上がった。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手は次のとおりです。

GK: ペリン 6.0
 枠内シュートが失点したダンカンのシュートのみだったが、ポジショニングなどで堅実なプレーを見せていた。

DF: デ・リフト 5.5
 右 CB を担当するダニーロの役割を期待された試合だった。問題はポジショニングだろう。空けたスペースをフィオレンティーナに効果的に突かれ、SB としてのポゼッションへの参加も足りない部分が大きかった。

DF: ボヌッチ 5.5
 ボールを持てれば良いが、相手のポゼッション能力も上がった現状では厳しい。L・トレイラをあっけなく倒してしまったことがすべてを物語っている。

DF: キエッリーニ 6.0
 セリエAデビューを果たしたフィオレンティーナとの試合で別れを告げる。闘争心は最後まで衰えなかった。

WB: ベルナルデスキ 5.0
 存在感が希薄で幽霊同然だった。ブーイングを浴びる立場の選手だが、ブーイングがほとんど聞こえなかった。

MF: ロカテッリ 6.0
 プレーの質と量で計算できる存在であることを示した。オフの期間は痛めた右ひざの治療を優先すべきだろう。再離脱とならなかったことがプラスだ。

MF: ミレッティ 5.5
 ボール保持時やオフ・ザ・ボールのポジショニングに問題はなかった。一方でドリブルで仕掛けてくるアムラバトなどとのデュエルで歯が立たなかったことがマイナス。これが今後の課題となるだろう。

MF: ラビオ 6.0
 対人での強さを見せ、浮き沈みの少ないプレーでチームに貢献。ただ、チャンスメイクに関わることまではできなかった。

WB: アレックス・サンドロ 5.5
 中央に絞ってフィオレンティーナの左サイドからのクロスをはじき返すことが仕事だった。得意の攻撃参加では何もできず、パスミスでピンチを作るなど不調だった。

FW: ディバラ 5.5
 中盤までやや下がり目でサイドチェンジのパスを送るなどボールに触れていたが、ペナルティーエリア付近では仕事をさせてもらえず。相手の脅威にはならなかった。

FW: ケーン 5.0
 CF としてプレーしたが、ミレンコビッチのマークの前に沈黙。周囲のサポートも得られず孤立無援で何もできなかった。

 

【交代選手など】

GK: ピンソーリョ 6.5
 ペリンとの交代で46分から出場機会を得る。78分にピョンテクなどの決定機を好セーブで阻止。失点は PK のみと上々とパフォーマンスを見せた。

DF: ルガーニ 6.0
 46分にキエッリーニとの交代で出場。ゴール前を封鎖し、CB として計算できる堅実さがあることを示していた。

FW: アケ 5.5
 61分にベルナルデスキとの交代で出場する。持ち前のスピードを見せつけていたが、仕掛けた場所がピッチ中央でボールが相手に渡るなどボールを受ける位置など改善点が多い試合だった。

MF: マッケニー ー
 ミレッティとの交代で75分から出場する。

FW: ヴラホビッチ ー
 ケーンに代わり75分から出場。

 

アッレグリ監督 5.5
 デ・リフトがダニーロの役割を担えるかという “実験” の結果を得られたことが収穫だろう。内容も結果もない今季序盤戦で目にしたユベントスだった。振り出しに戻ったと指摘されても止むを得ない。

キッフィ主審 6.0
 ラフプレーを流したことで試合終盤は荒れた試合になっていた。前半は上手く試合をコントロールしていただけに落差が大きいレフリングだった。