ユベントスは公式ツイッター上でプリマベーラがリーグ戦再開に向けてアタランタとビノーボで非公開の親善試合を実施したと発表いたしました。
16日(土)にはミランとの練習試合が組まれており、カンピオナートは23日(土)の再開が予定されています。

イタリアでは新型コロナの第2波は襲来したため、リーグ戦は11月1日に行われた第6節を最後に中断。約3ヶ月はプリマベーラ以下の公式戦がストップし、「1月23日(土)の週末から再開」の予定でスケジュールが組まれている状況です。
理由は「全日程を消化するためのデッドラインだから」でしょう。
大会名 | 節 | 日時 | 対戦カード |
---|---|---|---|
リーグ戦 | 06 | 11月1日 | ローマ 対 ユーヴェ |
首相令による中断期間 (11月2日〜1月17日) | |||
リーグ戦 | 07 | 1月23日 | ユーヴェ 対 サッスオーロ |
リーグ戦 | 04 | 1月27日 | アスコリ 対 ユーヴェ |
UEFA YL | - | 1月27日 | 【ラウンド64の組み合わせ抽選】 |
リーグ戦 | 08 | 1月30日 | ユーヴェ 対 ラツィオ |
カップ戦 | R.16 | 2月3日 | ユーヴェ 対 サンプドリア |
リーグ戦 | 05 | 2月7日 | ユーヴェ 対 サンプドリア |
リーグ戦 | 09 | 2月10日 | ジェノア 対 ユーヴェ |
リーグ戦 | 10 | 2月17日 | ユーヴェ 対 ボローニャ |
リーグ戦 | 11 | 2月20日 | インテル 対 ユーヴェ |
リーグ戦 | 12 | 2月27日 | ユーヴェ 対 フィオレンティーナ |
UEFA YL | R.64 | 3月3日 | (対戦カード未定) |
リーグ戦 | 13 | 3月6日 | SPAL 対 ユーヴェ |
リーグ戦 | 14 | 3月10日 | ユーヴェ 対 トリノ |
UEFA YL | - | 3月12日 | 【ラウンド32の組み合わせ抽選】 |
リーグ戦 | 15 | 3月13日 | カリアリ 対 ユーヴェ |
カップ戦 | QF | 3月17日 | (対戦カード未定) |
リーグ戦 | 16 | 3月20日 | ユーヴェ 対 アタランタ |
国際Aマッチデー (3月22日〜30日) | |||
リーグ戦 | 17 | 4月3日 | ユーヴェ 対 エンポリ |
プリマベーラでは第6節を終了した時点で『最大3試合が未消化のチーム』が存在します。ユベントスは2試合が未消化ではあるものの、UEFA ユースリーグとコッパ・プリマベーラの関係で「3月の国際Aマッチデーまでは週2試合が基本」となっています。
育成が主眼のプリマベーラですから、「日程の半分を消化してプレーオフで最終順位を決める」ことは基本的に禁じ手です。成長の機会を与えるためにも『再開』を念頭に動くのは自然な流れと言えるでしょう。
ちなみに、イタリア国内での新型コロナの陽性反応者数などの推移は以下のようになっています。

検査体制が2020年3月時点よりも整備されているため、陽性反応数だけを見た比較は自重すべきでしょう。イタリアは重症者が2000人を超えて増加傾向が続く11月初旬から首相令を根拠にした移動制限などを開始。現時点でも規制は続いています。
その効果で新規陽性反応者は11月中旬にピークアウト。重症者は11月末から減少に転じていました。ただ、年明けからは「新規陽性反応者が上向き傾向」となり、「重症者と死亡者は横ばい」となっている状況です。
イタリア政界からは『規制の延長』を求める声も出ているため、政治の判断によっては育成年代のプレーが妨げられる可能性が残された状態と言えるでしょう。
“人口10万人あたり” の基準で比較した場合、日本の約10倍の新規陽性反応者を出しているイタリアがどのような決断を下すのかにも注目です。