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【採点】 2017/18 セリエA第36節 ユベントス対ボローニャ

 アリアンツ・スタジアムで行われた 2017/18 セリエA第36節ボローニャ戦は後半に3得点をあげたユベントスが 3-1 で逆転勝ちを収めました。

画像:攻撃を牽引したディバラとD・コスタ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第36節 ユベントス対ボローニャ
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第36節 ボローニャ戦)
  Juventus
[4-3-3]
Bologna FC
[3-5-2]
GK 1: ブッフォン 画像:キャプテン 83: ミランテ 画像:キャプテン
DF 7: クアドラード
15: バルザーリ
24: ルガーニ
22: アサモア
15: エムバイェ
26: ロマニョーリ
6: デ・マイオ
MF 6: ケディラ
8: マルキージオ
14: マテュイディ
4: クラフト
16: ポーリ
12: クリセティグ
2: ナジ
33: ケイタ
FW 10: ディバラ
9: イグアイン
12: アレックス・サンドロ
9: ヴェルディ
19: アベナッティ

 ユベントスのアッレグリ監督は 4-3-3 を選択。クアドラード選手を右 SB で起用し、マルキージオ選手がレジスタで先発。A・サンドロ選手が左ウイングを担当する布陣で試合に臨みます。

 対するボローニャのドナドーニ監督は 3-5-2 を選択。両 WB を下げることで実質5バックとなる守備網を構築し、前線はベルディ選手とアベナッティ選手の2トップで試合を迎えます。

 

 試合はユベントスが押し込む展開で始まる。まずは7分、マルキージオのフィードに反応したイグアインがシュートを放つも、これは GK ミランテが右足でセーブ。19分には左サイドで獲得した FK をディバラが入れ、A・サンドロが頭で合わせるも、これもミランテが好守を見せる。

 ボローニャにほぼ何もさせていなかったユベントスだったが、26分に落とし穴にはまる。

 ブッフォンがルガーニに出したパスがクリセティグに読まれており、エリア内でインターセプトを許すと、ルガーニがクリセティグを倒して PK を献上。これをヴェルディが上手くタイミングを外して中央に決め、アウェイのボローニャが先制する。

 前半の間に追いつきたいユベントスだったが、攻撃に連携や迫力が見えず、ミランテを脅かすまでには至らず。前半は 0-1 とビハインドを負って折り返す。

 アッレグリ監督は後半開始と同時にD・コスタを投入。この交代で試合のペースが変わると、ユベントスに勢いが戻る。

 51分にクアドラードが右サイドから入れたクロスがデ・マイオに当たってオウンゴール。ユベントスが同点に追いつく。53分にはD・コスタが左サイドを切り裂き、強烈なシュートを放ち、逆転の雰囲気が漂い始める。

 対するボローニャは59分に左サイドを素早く攻め上がり、最後はクラフトがシュート。しかし、これはブッフォンのセーブに遭い、勝ち越すことはできない。

 すると、63分にD・コスタが左サイドから入れたクロスを中央でケディラが右足ボレーで合わせ、ユベントスが逆転に成功する。69分には左サイドのD・コスタからの折り返しを今度はディバラが決め、リードを2点に広げる。

 ボローニャは途中出場のデストロを狙ったサイド攻撃に活路を見出そうとするも、クロスはルガーニにはじき返され、反撃とはならず。結局、試合はこのまま 3-1 で終了。後半に3得点をあげたユベントスが勝点3を手にした。

 

 出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 5.5
 クリセティグのプレスは見えていたはずであり、ルガーニへの軽率なパスは頂けない。その後のパフォーマンスが安定したいたことは評価できる。

DF: クアドラード 6.0
 前半はややフラストレーションを貯めていたが、後半は盛り返した。良いクロスを供給しており、合格点に十分値した内容だった。

DF: バルザーリ 6.5
 アベナッティのマークを担当し、ボローニャのポストプレーを制限する。試合を通して安定した守備を披露した。

DF: ルガーニ 6.0
 PK を与えた印象は悪いが、強いられた状況には大きな同情の余地がある。後半は動き回るデストロをきちんと封じるなど成長の跡を見せた。

DF: アサモア 6.5
 4バックのサイドおよび3バックの左と非凡なセンスを見せる。アベナッティから空中戦を挑まれたが苦にすることもなく、安定感を発揮した。

MF: ケディラ 6.5
 中盤でバランスを取り、サイドに張った際はクアドラードにスペースを供給。攻勢を強めた後半には積極的にエリア内に顔を出し、勝ち越しゴールを決めるなど存在感を見せつけた。

MF: マルキージオ 6.0
 中盤でボールを動かし、カウンターの芽を摘み取り続け、期待された仕事は十分に果たした。PK を与えたシーンでは猛プレスをかけたクリセティグの動きをブッフォンやルガーニにコーチングする働きがあれば、文句の付けようのない内容だったと言えるだろう。

MF: マテュイディ 5.5
 チームのリズムが悪かったということもあるが、持ち味の走力やダイナミックさが発揮されなかった。前半での交代は止むを得ない出来だった。

FW: ディバラ 6.5
 FK の精度やドリブルで存在感を発揮。ロマニョーリのパスミスから得たシュート機会を活かせなかったが、決定的な3点を確実に決め切り、期待された仕事を果たした。

FW: イグアイン 6.0
 マルキージオからのパスに反応してシュートにまで持ち込むなど CF としての仕事に遂行。ゴールに恵まれなかったことだけが悔やまれる。

FW: アレックス・サンドロ 6.0
 前半はウィング、後半はインサイドハーフとして卒なくプレーした。多彩さを見せつけた試合内容だった。

 

【交代選手など】

FW: ドウグラス・コスタ 8.0
 マテュイディとの交代で46分から出場。個の力で完全に流れを変え、攻撃において違いを生み出せる決定的な存在であることをまざまざと見せつけた試合となった。

DF: リヒトシュタイナー 6.0
 72分にクアドラードに代わって出場。右 SB としてプレーし、期待された守備固めの役割を果たし、チームに貢献した。

MF: ベルナルデスキ ー
 A・サンドロに代わり、84分から出場する。サイドを主戦場に攻守に奔走。ケイタの攻め上がりに自陣エリア内に戻ってクリアをするなど献身性のアピールに成功した。

 

アッレグリ監督 6.0
 試合の入りは要反省だが、ハーフタイムで的確な修正を行い、後半開始からの20分で試合を決定づけた。コッパ・イタリア決勝ではボローニャ戦の後半で見せたプレーができるかが注目点だろう。

イッラーティ主審 5.5
 カードの出し方と VAR の使い方でストレスが残った試合だった。判定基準は問題ではなかっただけに残念である。