ユベントスは公式サイト上で現地16日にJヴィレッジ内でインターナショナルスクールが開校すると発表いたしました。Jヴィレッジ・プロジェクトが順調に進んでいると言えるでしょう。
学校名は『ワールド・インターナショナル・スクール・オブ・トリノ(World International School of Torino, WINS)』で、アリアンツ・スタジアムに隣接するコンティナッサ地区に11月18日にオープンすると発表されています。
ちなみに、カテゴリは以下の4つに区分されています。
- Early Years:2.5〜5 歳
- Primary Years:5〜11 歳
- Middle Years:11〜14 歳
- Diploma Years:14〜18 歳
日本では6歳からの『6・3・3制』ですので、少し異なるカリキュラムになっていると言えるでしょう。国際バカロレア認定校として運営されるとのことであり、そうした点が違いになって現れているものと思われます。
なお、ユベントスのマロッタ GM は以下のようにコメントしています。
ジュゼッペ・マロッタGM:
「WINS は優れたベンチマークで、ユベントスが常に追い求めてきたもの同じです。フットボールクラブはスポーツ現象やビジネスと定義できますが、言わば社会現象です。
私達はユース部門に400名の選手を抱えています。子供たちの多くの時間を委ねている家族がいますので、私達は非常に大きな社会的責任を負っているのです。
Jカレッジは学校中退を防ぐ目的でスポーツと教育活動を融合させる必要から生まれました。
WINS は私達が目標を達成するためにより効果的な方法を追求するストラクチャーを見つけることを可能にしました。選手を生み出すだけでなく、サッカーを上手くプレーすることを知る知的な男女を生み出すことを目的としているのです。
私達はここでこの学校を開くことを誇りに思っています。この学校は学生が明日の男性・女性に成長する場所なのです」
ユースからトップチームに定着できる選手は本当に一握りです。そのため、セカンドキャリアで “最もツブシが効く” 学力を育んでおくことは良い兆候と言えるでしょう。
ユベントスは女子チームも始動させたため、ユースチームに所属する女子選手のセカンドキャリアに活かせる道も用意しておく必要があります。その点では「国際バカロレア認定校のインターナショナルスクール」はユース選手の両親に対するアピールポイントになると考えられます。
Jヴィレッジにある学校に通っていたユース選手から「選手以外のロールモデル」となる人物が将来的に育成できるかが注目点と言えるでしょう。今後の運用成果に注目です。