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ミリクとの契約を『2027年夏まで1年延長する決断』が結果的に裏目となったユベントス

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が「ミリクはどこ?」と “今夏の移籍市場を迎える前にミリク選手との契約が1年延長” されたことを批判的に報じています。

 ただ、この動きについては「結果的に裏目に出た」と言わざるを得ないでしょう。

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 ミリク選手は1994年2月生まれの31歳。

 ユベントスとの契約は2026年夏までだったのですが、2024年6月の欧州選手権を迎える直前の親善試合で左ひざ半月板を負傷。2024/25 シーズンは全休となったものの、2025年4月末に2027年夏までに契約を1年延長しました。

 この狙いは「年俸支払いを2年間に分散」することと「2025年夏の移籍市場で CF 陣が不在になった場合の保険」でした。

 

 “年間の人件費が半分になったミリク選手” はプレシーズン・キャンプに参加していたため、『ミリク選手を CF の保険として残す』という判断は間違っていません。

 ただ、(プレシーズン中にジムで負傷してしまったこともあり)未稼働の状態が続いています。

 「保険をかけたことが結果的に裏目に出てしまったこと」は仕方のないことですし、その責任をフロント陣が問われるのは不憫でしょう。

 しかし、“未稼働のミリク選手” をこのまま放置しておくことは問題です。『契約解除』を含む選手放出に向けて動くことが否が応でも要求されることになるはずだからです。

 

 ターゲットマンとして機能することが可能なミリク選手が戦力として計算できると力強いのですが、現状では「ミリク選手と同系統の CF を新たに確保」することを検討した方が良さげな状況です。

 選手キャリアの岐路に差し掛かっているミリク選手がどのような決断を下すのかにも注目です。