ユベントスは公式サイト上でダレン・バージェス氏をパフォーマンス・ディレクターに招聘したと発表いたしました。「負傷離脱の予防」および「ハイパフォーマンス維持のためのコンディション調整」が期待されていると思われます。

オーストラリア出身のバージェス氏が25年以上の国際経験を有するようになったのはプレミアリーグのアーセナルで仕事をしていたから。
“ヴェンゲル監督やウナイ・エメリ監督時代のアーセナル” でチームスタッフの一員として働き、現在は FIFAPro のハイパフォーマンス・コンサルタントも務めています。
また、リヴァプールでの職歴を有しており、コモリ GM との関係性が「パフォーマンス・ディレクター就任を後押し」したことは間違いないでしょう。
ユベントスで期待されている仕事は「選手がハイパフォーマンスを維持するための仕組み作り」。
過密日程が常態化した現代サッカーでハイパフォーマンスを維持するには「怪我の予防」や「疲労(および負傷)からの回復プロセス」が欠かせません。
ただ、『パフォーマンスのスタッツ』が良好でも『ピッチ上でのチーム成績』に反映されなければ意味がありません。
『ピッチ上での素晴らしいチーム成績』を残すための『パフォーマンス面での良好なスタッツ』という形で後方支援できるかが問われることになるでしょう。逆の場合(=スタッツがチーム成績よりも優先)だと本末転倒だからです。
2025/26 シーズン序盤戦でのユベントスは「負傷離脱者がほとんどいないチーム状況」であるため、シーズンを通して起用可能な選手数を維持できればアドバンテージを得られることでしょう。
バージェス氏の加入がどのような効果をもたらすことになるのかに注目です。