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序列が下がって事実上の構想外になりつつあるラムジーに契約解除の可能性も浮上

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがラムジー選手との現行契約を解除する可能性が浮上しているとのことです。序列的には「あり得るシナリオ」ですが、実際に起きる可能性は少ないと思われます。

画像:序列が下がって苦しい立場に置かれているラムジー
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 ラムジー選手がクラブチームでの調整方法では戦力にならないことは否定しようのない事実でしょう。ユベントスだけでなく、アーセナルでの最後の数シーズンもそうだったからです。

 アッレグリ監督が再登板した今季のユベントスでは「レジスタへのコンバート」となったものの負傷で戦力にはなり切れず。

 その間にレジスタのレギュラーはロカテッリ選手が確保。直近の試合での選手起用ではアルトゥール選手が「(レジスタの)ロカテッリ選手を休養させる役割」を担うようになっており、ラムジー選手の出場機会はさらに減少すると予想されます。

 これらの事情から「契約解除」の動きがメディアに報じられるようになったのでしょう。

 

 ただ、ラムジー選手が2021年1月の市場に合わせて契約解除になる可能性は少ないと思われます。

 獲得オファーが来れば、ユベントスは契約解除を拒む理由はありません。しかし、負傷がちで稼働率の悪い高給取りの選手を獲得しようとするクラブは奇異です。

 おそらく、ユベントスはチャンピオンズリーグ・決勝ラウンドの登録メンバーからラムジー選手を外すことでしょう。これはペッレグリーニ選手やカイオ・ジョルジ選手を登録した方が選手層が厚くなることが理由です。

 クラブ首脳から選手の代理人に「そうなる可能性はある」と事前に伝達し、冬の移籍市場で新天地を探させることは両者にとってメリットがあることです。

 

 序列を覆すためにはピッチ上でのパフォーマンスが必要不可欠ですが、ラムジー選手はその前段階で躓いているのです。別々の道を模索した方が両者にとって良いと思われますし、去就がどのような結末を迎えるのかに注目です。