2025/26 セリエA第18節が行われ、ホームにレッチェを迎えたユベントスは後半の立ち上がりにマッケニー選手のゴールで追い付いて 1-1 で引き分けました。

先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

| Juventus FC [3-4-2-1] |
US Lecce [4-3-3] |
|
|---|---|---|
| GK | 16: ディ・グレゴリオ | 30: ファルコーネ (C) |
| DF | 15: カルル 3: ブレメル 6: ケリー |
13: ペレス 5: ジーベルト 44: チアゴ・ガブリエル 25: ガッロ |
| MF | 22: マッケニー 5: ロカテッリ (C) 19: テュラム 27: カンビアーゾ |
77: カバ 20: ラマダニ 93: マレー |
| FW | 7: コンセイソン 10: ユルディズ |
50: ピエロッティ 22: カマルダ 19: バンダ |
| 30: デイヴィッド |
ユベントスのスパレッティ監督は 3-4-2-1 を選択。前線 FW 陣でコンセイソン選手とデイヴィッド選手が先発に復帰した他は前節ピサ戦と同じ9選手がスタメンに名を連ねて試合に臨みます。
対するレッチェのディ・フランチェスコ監督は 4-3-3 を選択。こちらは CF にカマルダ選手を配置し、ピエロッティ選手とバンダ選手が両翼に陣取る形で試合を迎えます。
試合は立ち上がりからユベントスが積極的に仕掛ける。7分に左 CK からユルディズがショートコーナーで入れたクロスをデイヴィッドがヘディングシュート。これは GK ファルコーネが自身の好反応と左ポストで辛くも守り切る。
ユベントスは17分にボール奪取に成功したカンビアーゾがショートカウンターを発動するもシュートは GK ファルコーネが横っ飛びセーブで阻止。
20分にはカンビアーゾの折り返しからロカテッリがミドルシュートで狙うも枠のわずかに左。28分にはユルディズからフリーのカンビアーゾに決定機が託されるも、シュートはクロスバーを越えてしまう。
防戦一方だったレッチェは前半アディショナルタイムの46分にカンビアーゾの雑な横パスにバンダが素早く反応。その勢いを活かした切り返しから強烈なシュートを突き刺し、アウェイのレッチェが 0-1 と1点リードで前半を折り返す。
後半で先にスコアを動かしたのはユベントス。49分にロカテッリのスルーパスを引き出したジェグロヴァが折り返すと、ユルディズのミートし損ねたシュートが絶好のラストパスとなり、この決定機を得たマッケニーが決め切って 1-1 の同点に追い付く。
これで息を吹き返したユベントスは62分にロカテッリの浮き球フィードに反応したデイヴィッドのボレーシュートをカバが右手でブロックしていたことで PK を獲得する。
だが、正面を狙ったデイヴィッドの PK は GK ファルコーネが残した左足で蹴り出して逆転とはならず。
勝利が必要なユベントスは試合終盤に再び猛攻を仕掛けるも GK ファルコーネの牙城は崩れず。93分にはユルディズのミドルシュートが右ポストを叩き、その跳ね返りにオペンダが詰めるもシュートは枠を捉えず。
結局、試合は 1-1 で終了。ユベントスはホームで勝点2を取りこぼす結果になってしまった。
なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。
GK: ディ・グレゴリオ 6.0
バンダの強烈なシュートをストップする術を持っている GK は存在しないだろう。今日の試合で GK がシュートセーブを求められたのはその1本だけだった。
DF: カルル 6.0
カンビアーゾから自身の後方にあるスペースに出された雑な横パスをバンダに奪われ先制点を許してしまったが、試合全体でのリスク管理は危なげなく遂行していた。
DF: ブレメル 6.0
カマルダやシュトゥリッチは封じていたが、バンダが手にした千載一遇の決定機でシュートコースを制限することまではできなかった。
DF: ケリー 6.0
カルルやブレメルと比較すると、攻守において自身の持ち味が発揮された試合となった。ただ、引き分けで満足して良い試合ではないため、手放しで喜ぶことはできない。
WB: マッケニー 7.0
試合の早い時間帯で4バックに移行してからはトップ下でシモーネ・ペッロッタを彷彿させる躍動感に満ちたパフォーマンスを披露していた。
DMF: ロカテッリ 6.0
後半はスペースが生じたことで相対的に効果的なパスが増えたが、相手チームに体力が残っている前半が課題であることに変わりはない。現状のプレー水準で満足してはならないだろう。
DMF: テュラム 5.5
機敏なプレーが影を潜め、脅威となる場面はほとんどなかった。今日のような低調なプレーが続くのであれば、放出対象との報道が続くことになるだろう。
WB: カンビアーゾ 4.5
複数回訪れた決定機を得点に結び付けられず、前半終了間際には雑なプレー判断からの横パスで相手に先制を許す悲惨なパフォーマンスだった。ただ、デイヴィッドがスケープゴートにされるので今後も平穏な日々を過ごせるはずだ。
OMF: コンセイソン 5.5
縦方向へのドリブル突破を仕掛けるスペースが残されていないと何もできないのだから、時間の経過とともに試合から消えることは想定内。驚くことは何もない。
OMF: ユルディズ 7.0
左サイドで突破力を示し、中央に陣取った際は味方の決定機をお膳立てするなど攻撃に変化を加えていた。後半アディショナルタイムに劇的ゴールが決まっていれば最高だった。
FW: デイヴィッド 5.0
PK を含む複数の決定的シュートを放ったが、ファルコーネを打ち破ることはできなかった。その結果を以ってストライカーとしての仕事を酷評されるのは止むを得ない。
【交代選手など】
OMF: ジェグロヴァ 6.0
後半開始と同時にコンセイソンとの交代で出場。裏のスペースに抜け出してからの折り返しでマッケニーの同点弾に貢献するも、その後はレッチェの守備網に苦戦する結果となった。
WB: コスティッチ 6.0
68分にカンビアーゾとの交代で出場。左サイドのライン際で上下動を繰り返し、ミドルシュートも放ったがチームに勝利を引き寄せるまでには至らなかった。
DMF: コープマイネルス 6.0
テュラムに代わって68分から出場する。チームが前がかりとなる状況で中盤のスペースを管理。派手さはなかったが、黒子役のチームプレーに徹していた。
FW: オペンダ 5.5
ロカテッリとの交代で75分から出場。前線 FW 陣の役割分担が不明瞭で効果的な存在にはなれなかった。最後のシュートを枠内に飛ばせなかったことはマイナスポイント。
OMF: アジッチ ー
82分にマッケニーとの交代で出場機会を得る。
スパレッティ監督 5.5
選手選考のちぐはぐさがパフォーマンスにそのまま影響した試合だった。前日会見で匂わせていた『少々強引でも縦方向のパスを選択して相手を押し下げる戦術』を採って試合に入るのであれば、先発は “身体の厚みがあるオペンダ” が適任だっただろう。チーム内に張り巡らされたしがらみは多そうだ。
コッル主審 6.0
PK の判定は妥当であるが、ピッチ上の審判団で PK を宣告して欲しかったことは事実だ。経験不足が要因なのだから、注目度の高いチームの試合を担当することで成長していくことだろう。深刻なことではない。