2025/26 セリエA第20節が行われ、ホームにクレモネーゼを迎えたユベントスはブレメル選手のゴールを皮切りに大量5得点を奪って 5-0 で勝利しました。

先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

| Juventus FC [3-4-2-1] |
US Cremonese [3-5-2] |
|
|---|---|---|
| GK | 16: ディ・グレゴリオ | 1: アウデーロ |
| DF | 15: カルル 3: ブレメル 6: ケリー |
24: テラッチャーノ 6: バスキロット 15: ビアンケッティ |
| MF | 22: マッケニー 5: ロカテッリ (C) 19: テュラム 27: カンビアーゾ |
7: ゼルビン 33: グラッシ 38: ボンド 11: ヨンセン 3: ペッツェッラ |
| 21: ミレッティ 10: ユルディズ |
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| FW | 30: デイヴィッド | 90: ボナッツォーリ 10: ヴァーディ |
ユベントスのスパレッティ監督は 3-4-2-1 を選択。DF が本職のケリー選手が左 CB で先発に復帰した他は前節サッスオーロ戦と同じスタメンの顔ぶれで試合に臨みます。
対するクレモネーゼの二コラ監督は 3-5-2 を選択。こちらは両 WB にゼルビン選手とペッツェッラ選手を起用した以外は想定された先発メンバーでアウェイ戦を迎えます。
主導権を握ったのはホームのユベントス。6分にバックパスを奪うことに成功したデイヴィッドが素早く右足を振り抜くもシュートは右ポストを直撃してしまう。
それでもユベントスは12分にユルディズが左サイドから入れた FK が弾き返されたところをミレッティが左足でダイレクトボレー。これがブレメルに当たってシュート軌道が変わってゴールイン。
先制したユベントスは直後の15分に自陣深い位置でのボール奪還からカウンターを発動。ロングドリブルで持ち上がったテュラムからのラストパスを受けたデイヴィッドが左足で流し込んで 2-0 とリードを拡大する。
対するクレモネーゼは24分にテラッチャーノからのクロスを受けてシュートを放とうとしたヨンセンがロカテッリのスライディングを受けて PK 獲得かと思われたが、VAR で取り消しの判定。二コラ監督が抗議で退場を宣告されてしまう。
対照的にユベントスは33分に縦パスを受けたデイヴィッドのポストプレーからテュラムがシュートを放つと、バスキロットの伸ばした左足で跳ね返った後に右手に当たったことで PK を獲得。ユルディズの PK はアウデーロに止められるも、こぼれ球を自ら押し込んで 3-0 とする。
ユベントスが3点リードで迎えた後半も主導権は変わらない。ユベントスは48分にミレッティのスルーパスに反応したマッケニーが GK アウデーロの飛び出しを巧みにかわしてゴールに流し込んで4点目。クレモネーゼは戻って来た味方に当たってのオウンゴールとなってしまう。
攻撃の手を緩めないユベントスは64分に右サイドのカルルが入れたピンポイントクロスにマッケニーがヘディングシュートで応えて5点目。5-0 と勝敗の行方を決定付ける。
一矢報いたいクレモネーゼは72分にスローインをペナルティーエリア内で収めたボナッツォーリからグラッシが枠内シュートを放つも、GK ディ・グレゴリオが横っ飛びセーブで CK に逃れてゴールとはならず。
結局、試合は 5-0 のままで終了。ユベントスが大勝で勝点3を獲得した。
なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。
GK: ディ・グレゴリオ 6.0
前節と同様に勝敗が決した後も集中力を切らしていないことを好セーブで証明。ビッグマッチでどれだけのパフォーマンスを示せるかが試金石になるだろう。
DF: カルル 6.5
堅実な守備を継続しつつ、最終ラインからの組み立てにおいても的確なポジショニングでチームに貢献。チーム5得点目はその献身的な動きが大きな役割を果たしていた。
DF: ブレメル 6.5
ミレッティのゴールを強奪する形になったが、運も実力の内だ。クレモネーゼがほとんど攻め込めなかったので守備対応に追われることもない夜だった。
DF: ケリー 6.5
的確なマークとビルドアップでチームの快勝に貢献。実戦感覚を取り戻す上で良いリハビリになっていた。今月下旬のビッグマッチ3連戦に向けてコンディションを仕上げることが求められる。
WB: マッケニー 7.0
持ち味のフリーランニングを良い形で攻守に活かしていた。ユルディズのいる左サイドだけではなく、右サイドからのクロスのターゲットになり得ることが素晴らしい。
DMF: ロカテッリ 6.5
“ギャンブル” が功を奏した夜だった。2点目の起点となったテュラムへの縦パスやヨンセンへのリスキースライディングなど危なっかしい選択肢を採ったことの是非は議論の俎上に乗るべきだろう。
DMF: テュラム 7.0
持ち味を活かすスペースを得たことでダイナミックなプレーをストレスなく披露することができていた。監視が厳しくなるビッグマッチでも貢献できる駆け引きの巧みさが求められている。
WB: カンビアーゾ 6.0
周囲の味方が数字で結果を示していたので目立たなかったが、堅実なプレーを遂行していたことは評価されなければならない。“不調時の下振れ” が小さい選手は心強いからだ。
OMF: ミレッティ 7.5
ゴールにはならなかったがアシストやチャンスメイクで攻撃に多大な貢献をしていた。自陣内のビルドアップでの消費を躊躇しなくても良いことがチーム状況的に大きなメリットとなっている。
OMF: ユルディズ 6.5
左サイドから良い形で仕掛け、個の存在感を発揮していた。1度は止められた PK を冷静に押し込んだこともプラス。
FW: デイヴィッド 7.0
スパレッティ監督からの期待に2試合連続ゴールで応えたことが大きい。ミレッティを筆頭に複数の選手が『衛星役』としてサポートに入れる現行の布陣が適しているようだ。
【交代選手など】
WB: カバル 6.0
62分にカンビアーゾとの交代で出場。勝敗の行方が決した試合をしっかり管理していた。
OMF: ジェグロヴァ 6.0
ユルディズに代わって62分から出場する。ミレッティなどユルディズ不在時に向けた実戦テストの意味合いが強い起用方法だった。
DMF: コープマイネルス 6.0
71分からブレメルに代わって出場。
DMF: アジッチ 6.0
ロカテッリとの交代で71分から出場機会を得る。
FW: オペンダ ー
83分にミレッティとの交代で投入される。
スパレッティ監督 7.5
第10節で対戦した時からチームは “大きく” 成長していることを示す圧倒的なパフォーマンスだった。現スタメンによるチームバランスは取れているため、選手層の厚みを上手く出せるかがポイントだろう。次節からの週2試合での日程をどう乗り切るかが注目点だ。
フェリチアーニ主審 5.5
PK の判定が物議を醸すことは避けられそうにない。ロカテッリの足首を狙ったスライディングタックルは PK であるべきだし、バスキロットのハンドで PK 判定を維持するのは無理がある。ユベントス大勝の結果は変わらないにしても好ましい判定とは言えない。