アリアンツ・スタジアムで行われた 2024/25 セリエA第27節ヴェローナ戦に 2-0 で勝利したユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手達による試合後コメントを紹介いたします。

チアゴ・モッタ監督:
「今日は非常に良かったです。前半に決定機を数多く作りましたが、ゴールはありませんでした。重要なのは得点です。試合が動き、相手がオープンになるからです。
しかし、私は嬉しいです。選手達がプレー方法とこのレベルの試合をプレーする意味を知っていると示してくれました。
今日は難しい相手に対して良いプレーをしてくれたことに焦点を当てます。次は難しい相手であるアタランタとの試合であり、私達は良い準備をしなければなりません。アタランタはアグレッシブにプレッシャーをかけてくるでしょう。私達は勝つためにプレーしなければならないのです。
コープマイネルスは様々な役割ができる私達にとって重要な選手です。フィジカルとテクニックのクオリティーがあり、私達のアイデアを試合で体現してくれます。現状は少し高めの位置でプレーし、状況に応じて内と外で陣取っています。トレーニングで何ができるのかをいつも見ているので私は彼を常に擁護します。
攻撃面において禁じていることは何もありません。ヴェローナの壁を乗り越えるのは簡単ではありませんし、組織力が必須なのは明らかです。選手達はその中でクオリティーや想像力を発揮する自由があります。試合を動かす早い時間帯での得点が欠いていただけでした」
アンドレア・カンビアーゾ選手:
「私達は2本のシュートからスタートし、相手が上手く守ってスペースを消したので試合が難しくなりました。後半は正しい解決策でより良い形で管理することができました。
目標は明確です。アタランタに追い付きたいです。日曜日の試合は特徴的なチームへの挑戦になるでしょう。勝つことが目標です。私のポジションに対する答えはありません。試合や相手チーム、与えられたスペース次第です。
今日はチームにバランスを与えることが重要でした。ヴェローナにセットプレーを与えたくなかったですし、低い位置に留まって良い対応ができたと思います。チームを助けることが好きですし、その時の必要性に適応したいと思っています。
フィジカル的にはまだ 100% ではありません。万全でない中でも最善は尽くせているので満足はしています。高いレベルでプレーしたいと思っていますし、改善の継続を試みています」
ケフラン・テュラム選手:
「チームは私のプレーや得点を手助けしてくれますし、誰もが信頼に値します。私達はグループですし、最高の結果を手にするために取り組んでいます。今は次節アタランタ戦のことを考えましょう。
素晴らしいチームとの対戦に向けて私達は1週間の良い準備をしなければなりません。先々の計算をせず、1試合ずつを見据えています。
ゴール・セレブレーション?兄のです。それをするのが好きなのです。兄が私のアイドルであるのは誰もが知っていますし、だから真似たのです」
まずは「公式戦連敗を回避」したことが何よりです。『勝利』が『次の勝利』を呼び込むことは(対戦相手が異なるので)ありませんが、ティフォージやマスコミが「次戦も勝てる」と感じる心理的な部分で非常に重要だからです。
試合内容としては攻撃陣は最善を尽くしていたと称えられるべきでしょう。“加速した状態での攻撃” を完結し、シュートは枠を捉えていました。
それでも均衡を破れなかったのはヴェローナの GK モンティポ選手が神がかっていたからです。このことは差し引いて評価しなければなりませんし、根負けせずに期待に応えた選手達のパフォーマンスは監督が讃えなければなりません。
今シーズンのセリエAはスクデット戦線にいるチームの勝点が伸び悩んでおり、首位と勝点差6のユベントスも「チャンスあり」との報道が出ています。
しかし、ユベントスの獲得勝点は『例年では4位争いをするペース』。次節アタランタ戦と次々節フィオレンティーナ戦で慢心することなく、挑戦者の立場で謙虚に臨むことができるのかに注目です。