ユベントスの新指揮官に就任したスパレッティ監督が記者会見を実施しましたので概要を紹介いたします。
スパレッティ監督との主な一問一答は以下のとおりです。
■ 最初に抱いた感情は？
「素晴らしい感情です。私達全員がこのクラブの歴史・組織・高い期待が寄せられていることを知っています。実感することは本当に素晴らしいことです」
■ 引き受けた理由は？
「クラブを最高位に引き上げたい気持ちが代表チームでの出来事を払拭したいに勝っています。順位とトゥドールの仕事ぶりに心から敬意を払っています。彼は素晴らしい人物で真のプロフェッショナルだからです。精神状態の良いチームを見付けられるでしょう。野心的目標を達成するにはハードワークが必要ですし、コモリ GM の暖かい言葉にも感謝しています」
■ チームの価値とクオリティーについての考えは？
「考えは私の決断に濃縮されています。このチームのポテンシャルを信じていなければ、困難に直面するチームと8か月契約を締結しないでしょう。チームと良い仕事ができると思っています。重要な結果を出すために意欲と自制心を発揮できるかです。いくつかの改善点はあります。チャンピオンズリーグ出場圏に戻らなければなりません。他のチームが猛烈な勢いで進んでいるのです。道に戻らなければならないのです」
■ コーチ陣には誰を選びましたか？
「技術アシスタントを3人、アスレチック・トレーナーを1人の計4人です。ドメニキーニ、マルトゥシエッロ、ルッソ、シナッティです」
■ 得点力不足に苦しむユベントスへの加入については？
「仕事の一部ですし、エキサイティングなことです。得点は何より重要です。勝つためには絶対に欠かせませんから。攻撃的なサッカーでは重要なクオリティーですが、鍵はチームやグループがピッチ上の様々な状況で何が必要なのかを理解していることです。別々の考え方で開きがあると困難になるでしょう」
■ ヴラホヴィッチやペリンが言及したことに対する見解は？
「選手達は鏡を見るべきと言ったヴラホヴィッチは正しいです。選手達はクラブからの信頼に何を与えているかを理解しているからです。ペリンの発言はジョークです。最終的には選手達のクオリティーが差になるのですから。監督自身は時折自分自身を評価するのは当然です。まずは協力して取り組み、結論を描くことになるでしょう。契約に関する問題はありません。私がユベントス側の人間であれば、同じことをしていたからです」
■ ユベントスはスクデット争いに参戦できる？
「スクデット争いに再参戦できることを望んでいます。なぜ望んではいけないのです？昨日もロッカールームで選手達とそのことについて話しました。最高の気持ちで臨まなければなりません。まだ29試合も残っているのです」
■ ヴラホヴィッチも同じ8ヵ月契約ですが？
「話し合っていますし、クラブから圧力は受けていません。ですから、彼が何をするか、どう反応するか、彼の意図は何かを理解するだけです。直近の試合で素晴らしいパフォーマンスを示しましたし、疑念はありません」
■ 3バックなど試合戦術はどうしますか？
「今日がトレーニング初日ですし、ここまでの取り組みや学びを尊重したいと思います。対戦相手に全情報を与えるのはフェアではないでしょう。異なるポジションでのプレーを望む選手はいるでしょうし、3バックと4バックのどちらにしても意欲が必要になります」
■ 明日のクレモネーゼ戦については？
「カンピオナートの試合を多く観て来ましたが、絶対的な優位性を持つのはナポリやインテルぐらいです。彼らでも苦戦を強いられているのです。私達はそうしたポジションではないため、どのチームに対しても敬意を払わなければなりません。芝生に当たるボールの音がメッセージです。私達はピッチ上に全てを捧げます」
■ 美しいサッカーとユベントスの DNA は適応できますか？
「ピッチ上では試合に勝つことが何より重要です。リバウンドや跳ね返りの幸運で勝つこともありますが、勝つことが重要なのです。フットボールはスペクタクルな面もありますし、高品質なものを作ることに挑戦します。心を疲れさせるのも退屈させるのも同じです」
■ コープマイネルスについてどう思いますか？
「以前のチームで彼を追っていましたから良く知っています。移籍金の要求額が高額だったので断念しました。考えは変わりません。彼は MF です。素晴らしいパフォーマンスを発揮させたガスペリーニを称賛すべきでしょう。相手を背負った時にユルディズやオペンダのクオリティーは出せませんが、シュートを放つ素晴らしい足を持っています」
