ユベントスは公式サイト上で現地7月28日(月)もコンティナッサの練習場での2部練習を行ったと報告いたしました。なお、この日の練習からプレシーズン・トレーニングを無断欠席していたD・ルイス選手がピッチ上での練習を始めています。

今週末の8月2日(土)にレッジャーナとの親善試合を控えるユベントスは現地7月28日(月)もコンティナッサの練習場で2部練習を実施。
午前中は走り込みを中心にしたアスレチック系メニューを消化し、午後からボールを使ったメニューで中心にトレーニングに励んでいます。
28日の練習での特筆点はプレシーズン・トレーニングを無断欠席していたD・ルイス選手が合流したこと。ピッチ上での調整を再開しました。
チームにとって厄介なのは「クラブと緊張関係にある選手が “次から次に” 発生していること」でしょう。
Name | 寸評 |
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ヴラホヴィッチ 【25歳 / '26年夏】 |
約4000万ユーロの年間人件費がクラブ財政を圧迫。契約は残り1年だが、チアゴ・モッタ監督と反りが合わずにパフォーマンスと市場評価が落ち込んだことが影を落とす |
D・ルイス 【27歳 / '29年夏】 |
チアゴ・モッタ監督とトゥドール監督の双方に実力を証明するための出場機会を与えられずにプレシーズン練習を無断欠席。今夏の時点で残存簿価は4000万ユーロ |
T・ウェア 【25歳 / '28年夏】 |
ノッティンガム・フォレスト移籍でクラブ間合意し、FIFA CWC 中にベンチ外の扱いとなる。マルセイユ移籍は移籍金の額で暗礁に乗り上げ、代理人がコモリ GM を批判 |
昨シーズンにトゥドール監督が就任した際は「ダメージ・コントロール」が要求されていたため、“チームやクラブと緊張関係にある選手” は「目標達成に貢献できない」という『チームから外す正当な理由』が存在しました。
しかし、FIFA クラブW杯以降のトゥドール監督に要求されているのは「シーズン戦略」。“緊張関係になった選手” をチームから外していては長丁場で過密日程のシーズンを乗り切ることはできません。
「2024/25 シーズンでの失敗を教訓にしたチーム作りを行えるか」がポイントであることは言うまでもないことでしょう。
火種が燻った状態で移籍市場が閉まることは好ましくないため、チーム作りが円滑に進むための編成が行われるのかにも注目です。