ユベントスは公式サイト上でポルトからジョアン・マリオ選手を移籍金1140万ユーロ+付随費用120万ユーロで獲得し、アルベルト・コスタ選手を1500万ユーロ+ボーナス最大100万ユーロで売却したと発表いたしました。

クラブから発表されたプレスリリース2件の概要は以下のとおりです。
- ジョアン・マリオ獲得について
- ポルトから4年分割1140万ユーロ+付随費用120万ユーロで獲得
- 選手とユベントスは2030年6月30日までの契約を締結
- アルベルト・コスタ売却について
- ポルトに4年分割1500万ユーロ+ボーナス最大100万ユーロで売却
- 230万ユーロのポジティブな経済効果が発生
- ジョアン・マリオ獲得との取引差額は300万ユーロのプラス
クラブ間で積極的に成立を試みる理由を見付けにくい交換トレードであるため、A・コスタ選手側が(ホームシックなどで)ポルトガル復帰を熱望した結果による移籍だと思われます。
当初は「(2025年1月にユベントスと争奪戦を展開した)スポルティングが有力移籍先」として報じられ、最終的に「ポルトの右 SB のレギュラーであるジョアン・マリオ選手との交換トレード」で落ち着いたからです。
ユベントスに加入することになったジョアン・マリオ選手はポルト近郊にあるサン・ジョアン・ダ・マデイラ出身で2000年1月生まれの25歳。
UEFA CL は19試合、UEFA EL は12試合とポルトの生え抜き選手として欧州の舞台での経験は豊富です。
- トゥドール監督の 3-4-2-1 での右 WB:
A・コスタ(21)→ ジョアン・マリオ(25)- T・ウェア(25)
- サヴォナ(22)
T・ウェア選手のマルセイユ移籍が決定した場合、後任としてニースのジョナタン・クラウス選手(32歳)を獲得できれば右 WB は中堅・ベテラン・若手で年齢バランスが取れます。
『右 WB の若手枠』が空いていると、“Bチームで頭角を現した有望株” や “CB として思うように出場機会を重ねられなかったサヴォナ選手” の起用が可能になります。
「 “下振れを引かない経験値のある実力者” を擁しているから『素材型の若手有望株』に思い切って出場時間を割り当てることができる」という現実にも留意すべきでしょう。
新加入のジョアン・マリオ選手がイタリアとユベントスのプレースタイルに素早く適応すると共に、半年でユベントスを退団することになったアルベルト・コスタ選手が新天地のポルトで大きく飛躍して欲しいと思います。