2024/25 シーズンが最終盤に差し掛かり、来シーズンに向けた動きが徐々に活発化しています。“的確な” 選手補強を行うためには「監督人事」も重要となるため、セリエA上位勢の現状を確認しておくことにしましょう。

クラブから監督交代に踏み切る必要のないチーム
まず、監督交代が起きる可能性の低いチームは以下の4チームが挙げられます。
- インテル : インザーギ監督
- ナポリ : コンテ監督
- ボローニャ : イタリアーノ監督
- ラツィオ : バローニ監督
いずれのチームもセリエAでの成績は好調。それぞれのチームがシーズン開幕前に設定した目標を達成することが濃厚であり、クラブ側が監督交代に踏み切る必要性は少ないでしょう。
この4チームの中で監督交代が起きるとすれば、“コンテ監督が補強方針への不満を公言してクラブと喧嘩別れをする可能性がゼロではないナポリ” だけではないかと思われます。
セリエAの最終順位次第で監督交代が起こり得るチーム
次に、セリエAの最終順位次第で監督交代が起こり得るのはユベントスとフィオレンティーナの2チームです。
- ユベントス : トゥドール監督
- フィオレンティーナ : パッラディーノ監督
ユベントスは3月に監督交代を断行しているため、更迭候補のリスト最上位に記されているのはトゥドール監督ではなくジュントリ FD。
トゥドール監督が解任されるのは “ジュントリ FD の後任者” が「トゥドール監督以外の指揮官にチーム再建を託す決断をした場合」でしょう。ジュントリ FD に現在も決定権が付与されているとは考えにくいからです。
フィオレンティーナは「UEFA 主催大会の出場権確保」が評価基準。「7位以内」か「カンファレンスリーグ優勝」が具体的な目標です。
少し高めの目標設定に映るかもしれませんが、クラブが(期限付き移籍での獲得を中心に)相応の投資を行っています。したがって、シーズン最終盤に再びブレーキがかかるようだと「監督交代」が起きる可能性は残されている状況です。
監督交代が有力視されるクラブ
最後に「監督交代がかなりの確率で起きる」と目されているクラブは以下の3つです。
- アタランタ : ガスペリーニ監督
- ミラン : コンセイソン監督
- ローマ : ラニエリ監督
ラニエリ監督が引退を(繰り返し)表明しているローマは後任監督の選定が今夏の最優先課題。「3-4-2-1 で好成績を残して来たチームを成熟させる手腕を持った監督を指名できるか」が鍵となるでしょう。
アタランタは「ガスペリーニ監督との2026年までの延長オプションを行使しない」と報道されており、ローマと同じ課題を今夏に取り組むと予想されます。
“コンセイソン監督への監督交代の効果” が思うように得られないままシーズン終了となりそうなミランも監督交代に踏み切ることになるでしょう。現行体制の継続を選択しても、「来季での上乗せ」があまり期待できない状況だからです。
余談としては、ユベントスが解任したチアゴ・モッタ監督を新指揮官に据えるクラブが現れるかも注目点でしょう。
チアゴ・モッタ監督は「ユベントスから解任された」ものの「ユベントスと締結した2027年夏までの契約は依然として有効」であるため、チアゴ・モッタ監督が監督業に復帰することでユベントスは「チアゴ・モッタ監督との2027年夏までの契約から解放」されることになるからです。
様々な思惑がうごめく中でユベントスが 2024/25 シーズンをどのように締めくくるのかに注目です。