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エルカン会長:「目標は競争力を持つこと。チアゴ・モッタとチームはそのことを理解している」

 ユベントスの親会社である Exor のエルカン会長が現地8月6日に行われたトップチームとBチーム(= Next Gen)の紅白戦を観戦した際に『スカイ・イタリア』などからの取材に応じていましたので発言の概要を紹介いたします。

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ジョン・エルカン会長:
「チアゴ・モッタは偉大なフィーリングを持っています。選手経験を持つ監督であり、カルチョを知り、愛しており、若く、経験だけではなく欲求・エネルギー・決意にあふれた人物です。

 今日のユベントスには素晴らしいポテンシャルを秘めた監督がいます。新しいサイクルを始める段階であり、若い監督と若いチームで行えるのは素晴らしいことです。

 ユベントスの目標は競争力を持つことです。チアゴ・モッタとチームにとって明確なことですし、自身を体現する強い欲求を持ち合わせています。

 今年は欧州のコンペティションもありますし、やらなければならないことは数多くあります。

 パーティーのような感覚です。4万人の観客がスタジアムを満員にしてくれるのは良いことです。私の家族がユベントスとの間で有する絆は他の家族がユベントスとの間で持つ絆と似ています。

 今日はホームで試合をし、私達のスタジアムにいるのです。ユーヴェ対ユーヴェですし、今日のユーヴェと未来のユーヴェとの対戦を観れるのは美しいことです」

 




 

 エルカン会長は親会社のトップですから、現時点での論評は封印しています。その一方で “要望” は公言する形となりました。

 現場には『競争力のあるチーム』が求められているため、チアゴ・モッタ監督の方針と合わせると「試合内容の伴った一戦必勝体制でタイトル争いに参戦すること」になるでしょう。

 ただし、これは理想論。実際には「チームの現状を踏まえてどこまで妥協して結果を積み重ねて行けるか」がポイントになるはずです。

 

 「今年は欧州のコンペティションもある」とエルカン会長が口にしたことで、『チャンピオンズリーグの早期敗退から国内1本に絞って今シーズンを乗り切る』は採りにくくなったと思われます。

 現状の選手層は「イタリア国内の欧州で二足の草鞋を履くには非現実的な薄さ」であり、フロント陣が今後どのような判断を下すのかに注目です。