『トゥット・スポルト』のヴァチャゴ編集長が昨年と同様にユベントスへのクラブ批判を開始しました。1年前はチアゴ・モッタ監督とジュントリ FD が解任されたため、コモリ CEO が難局を切り抜けられるかが注目点になるでしょう。

ヴァチャゴ編集長は現状のユベントスを「鈍重」と批判。その根本的な理由として以下の3点を列挙しています。
- 経験豊富な選手が不足
- ダニーロ、シュチェスニー、ラビオが退団
- 最も経験のある選手が去るのであれば、欧州のビッグクラブから引退間近の選手をフリーで獲得すべき
- 経験や個性のないチームが3年で4度の監督交代
- 選手は「低調なパフォーマンスは監督交代で免責された」と誤認
- プロジェクトや野望に関する混乱が心理面に影響
- 表面的には「勝利(≒タイトル)が重要」と発信するも実態は「リーグ4位以内」
- クラブ上層部は2022年以降で3度の変更
チームはアッレグリ監督が最後に率いた 2023/24 シーズンから「強化」されるどころか「弱体化の一途」を辿っていますが、その責任を監督だけに押し付けるのはアンフェアでしょう。
なぜなら、2022年夏に加入したブレメル選手が現状では最後の “違いを生み出せる選手” となっているからです。
2023年1月の移籍市場以降にユベントスが投じた移籍金は3億ユーロ超。(ジュントリ FD やコモリ GM による)移籍オペレーションの業績が「悲惨」であることは明らかです。
1年前はブレメル選手の前十字靭帯断裂による長期離脱で CB 陣が枯渇。冬の移籍市場でヴェイガ選手とケリー選手の “パニックバイ” に踏み切りました。
しかし、その教訓はコモリ GM の下で活かされたとは言えません。“前十字靭帯や骨折による長期離脱から復帰明けの CB” がフル稼働する前提で DF 陣を編成し、昨年と同じ状況に直面してしまっています。
これではヴァチャゴ編集長が「クリスマスに日付だけを変更した去年と同じ記事を書くことになる」と嘆くのは当然でしょう。クラブ上層部の学習能力を懸念せざるを得ないからです。
ユベントスは「前ジェノアのオットリーニ SD を招聘する」との報道が株主総会前は出ていましたが、SD は現時点で空席のまま。コモリ CEO が “孤独” であることに変わりありません。
UEFA による FFP 違反への調査が進行中ですし、チームがピッチ上でのパフォーマンスに専念できる環境を整えられるかが鍵になるでしょう。クラブ上層部の責任者であるコモリ CEO が経営面で成果を示せるのかに注目です。