アスプミラ・スタディオンで行われた 2025/26 UEFA チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第5節ボデ・グリムト戦に 2-3 で勝利したユベントスのスパレッティ監督および選手達による試合後コメントを紹介いたします。

ルチアーノ・スパレッティ監督:
「前半のプレーが悪かったとは思いません。2度の決定機があったからです。ただ、後半のようなプレーはできませんでした。テクニックとスピードが厄介だったのです。
チームには火が灯っていますし、重要な勝利です。ロッカールームは初めて少しリラックスした雰囲気がありましたし、これは嬉しいことです。選手達は勝利に値しました。
何をするにしても時期尚早です。まだ口の中には骨が入ったままですから。ここの特別なピッチでは誰もが苦しみますし、この試合に勝ったことは選手達の個性やキャラクターを示したことになります。
攻守の切り替えが激しい試合でペースを維持することが重要でした。デイヴィッドが決定力を備えているのは数字からも分かっています。プレスをかけず、試合に戻って来なければ敗けてしまいます。彼は試合に最後まで留まってゴールを決めました。ストライカーにとっては得点がすべてです。
寒さで試合に勝つことはできません。人工芝は天然芝とは異なりますが、この気候では無理でしょう。しかし、サッカーのできるピッチだったことは事実ですし、両チームが素晴らしい試合をしました。私達は上手く適応しましたし、ボデは天然芝でより素晴らしいプレーをすると確信しています。
試合の中で前進し、このレベルでも自信を持ってプレーできたことが良かったです。直近の試合では良くありませんでした。遠くまで応援に駆けつけてくれたティフォージの笑顔を見ることは幸せなことです」
ロイス・オペンダ選手:
「初得点は嬉しいですが、最も重要なのは勝利です。簡単ではなかったですし、私たち全員で成し遂げました。
無得点だったので簡単な時期ではありませんでした。しかし、クラブや家族からのサポートで自信は常に保てていました。チームを変えるのは簡単ではないですし、世界最高のクラブの1つに所属していることは分かっています。
自分がしなければならないことを理解していますし、自分ができることやチームを助けられることを今日の試合で示せたと思います。
与えられた出場時間で貢献する準備はできています。今日の試合では先発として全力を尽くしました。今後どうなるかは見守りましょう」
ケナン・ユルディズ選手:
「メンバー選考は監督の決定ですから、出場した際は全力を尽くしたいと思っています。
私はチームのためにプレーしていますし、ゴールやアシストは考えません。チームに対して最善を尽くすために私はプレーをしているのです。
幻の2点目は最高の判断とプレーだったと思います。ミレッティは素晴らしいプレーをしていましたし、それを最高の形で締め括れたはずだったからです」
得点から遠ざかっていた CF の2人がゴールを決めてチームが勝利したことが収穫です。“ごっつぁんゴール” であっても、得点を決めた試合結果が両選手に落ち着きをもたらしてくれることでしょう。
プレーした選手の役割で興味深かったのは「ボデ・グリムトが攻め込んでいた前半はミレッティ選手がレジスタを担っていた」こと。
「相手 CF の背後でボールを引き出す」や「攻撃の方向を変える」というベース部分は問題なく遂行していましたが、「自身の守備力」や「リスク管理」の改善に取り組む必要性を感じさせるパフォーマンスでした。
そのため、チームが 1-1 の同点に追い付いた後はロカテッリ選手がレジスタを担ったのでしょう。『思惑どおりの試合運び』にはなっていないはずですが、勝点3を持ち帰れた結果は自信になるはずです。
ユベントスの次戦は現地11月29日(土)に予定されているセリエA第13節カリアリ戦です。
中3日の日程で迎えるリーグ戦でも勝利し、公式戦2連勝がチームには求められることになるでしょう。スパレッティ監督がどのような準備をして週末のカリアリ戦に臨むのかに注目です。