2025/26 UEFA チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第5節が行われ、アウェイでボデ・グリムトと対戦したユベントスは後半アディショナルタイムのデイヴィッド選手の決勝ゴールで 2-3 で勝利しました。

先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

| FK Bodø/Glimt [4-3-3] |
Juventus FC [3-4-2-1] |
|
|---|---|---|
| GK | 12: ハイキン | 1: ペリン |
| DF | 20: ショーボルド 4: ビョルタフト 5: アレーサミ 15: ビェルカン |
15: カルル 6: ケリー 8: コープマイネルス |
| MF | 26: エヴイェン 7: ベルグ (C) 19: フェット |
22: マッケニー 5: ロカテッリ (C) 17: アジッチ 27: カンビアーゾ |
| FW | 25: マータ 9: ホグ 11: ブロンベリ |
7: コンセイソン 21: ミレッティ |
| 20: オペンダ |
ボデ・グリムトのクヌートセン監督は 4-3-3 を選択。マータ選手とブロンベリ選手が担当する両翼以外は予想されたメンバーを先発に起用して試合を迎えます。
対するユベントスのスパレッティ監督は 3-4-2-1 を選択。フィオレンティーナ戦からは5選手をターンオーバー。CF にオペンダ選手を起用し、コンセイソン選手とミレッティ選手の2列目に起用して極寒地のアウェイ戦に臨みます。
最初に惜しい場面を作ったのはユベントス。8分にコンセイソンがカットインから枠内シュートを放つも、GK ハイキンが横っ飛びセーブで応戦。直後の10分にはミレッティとロカテッリが立て続けにシュートを打つも、これらも阻まれてしまう。
スコアが動いたのは27分。ボデ・グリムトは右 CK をホグがニアサイドでフリックし、ファーサイドにタイミング良く走り込んだブロンベリが左足で合わせて先制に成功する。
追いかける展開となったユベントスは31分にロングカウンターから最後はコンセイソンがシュートも枠の右。直後の32分にコンセイソンのクロスからアジッチが放ったヘディングは GK ハイキンにまたも阻まれてしまう。
2点目を狙うボデ・グリムトは36分にロカテッリの手にボールが当たったとピッチ上で判定されて PK を獲得。だが、VAR の介入で不可抗力と判定されて追加点の絶好機が消えてしまう。
それでも前半は 1-0 で終了。ホームのボデ・グリムトが1点リードで折り返す。
ハーフタイムでの修正策が機能したのはユベントス。48分にユルディズの縦パスに反応したミレッティがエリア内で倒されるも、こぼれ球を回収したロカテッリからの折り返しをユルディズがシュート。このシュートの跳ね返りをオペンダが押し込んで 1-1 の同点に追い付く。
逆転を狙って一気に攻勢を強めるユベントスは59分にミレッティからの柔らかい浮き球クロスにマッケニーが相手 DF の上からのヘディングシュートで応えて 1-2 と逆転に成功する。
ユベントスは63分に今度はユルディズが左サイドから枠内シュートを放つも、これも GK ハイキンが横っ飛びで好セーブ。突き放すことができない。
すると、84分にカバルがオークレンを遅れて踏み付けたことでボデ・グリムトは PK を獲得。これをフェットがど真ん中に蹴り込んで 2-2 の同点に追い付く。
それでもユベントスは91分に左サイドから仕掛けたユルディズが枠内シュートを放つと、GK ハイキンの横っ飛びセーブで生じたこぼれ球をデイヴィッドが押し込み、土壇場で 2-3 と勝ち越しに成功する。
結局、試合は 2-3 で終了。ユベントスは今シーズンのチャンピオンズリーグでの初勝利を手にした。
なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。
GK: ペリン 6.5
至近距離から放たれた先制点と PK は止めようがない。それ以外の危ない場面では冷静かつ的確に対処していたことが良かった。
DF: カルル 6.0
攻撃時のサポートなどは的確だったが、守備では背後のスペースを巧みに利用されてしまうなど脆さが同居していた。フル稼働が続いているだけに休養を上手く与えたいところだ。
DF: ケリー 6.0
慎重な試合運びに徹する判断を最優先にしたため、抑揚の少ないパフォーマンスだった。
DF: コープマイネルス 6.0
前半は凍ったままだったが、固さがなくなった後半は後方支援でチームを後押しすることができていた。この起用方法で自信と信頼を取り戻させるべきだろう。
WB: マッケニー 7.0
確かに前半のパフォーマンスは芳しくなかったが、幻の逆転ゴールとなった直後に逆転弾を叩き込んだことでマイナス評価は清算される。評価の比重は「結果」が最も重たいことを示した。
DMF: ロカテッリ 6.0
ピッチの中央にいるが、存在感が物足りないことは否めない。身体の向きの問題で攻撃時の選択肢が最初から限られてしまっていることは好ましくない。
DMF: アジッチ 4.5
先発に抜擢するだけのポテンシャルはあるが、試合のプレッシャーに圧し潰されたかのように本当に何もできなかった。メンタルケアをしなければならない。
WB: カンビアーゾ 6.0
まずますのパフォーマンスだった。ただ、相手が対応の苦労するほどではなかったことも事実だった。
OMF: コンセイソン 6.5
初対戦の相手には非常に効果的で仕掛けが面白いように決まっていた。だが、ゴールもアシストも記録されず、得点に絡むこともできなかった。この事実は後々に重くのしかかることになるだろう。
OMF: ミレッティ 7.0
後半に入ってからユルディズとの連携でギアを一気に上げ、同点弾と逆転弾の演出に貢献。幻のゴールだけが悔やまれるパフォーマンスだった。良いアピールができた試合となった。
FW: オペンダ 6.5
前半はチーム全体と同様に低調なパフォーマンスだったが、後半開始早々にボールが転がってくる正しい場所に陣取って同点ゴールを決めた結果が何よりも肝心だ。このゴールが起爆剤になれば、それで十分だ。
【交代選手など】
OMF: ユルディズ 7.5
46分にアジッチとの交代で出場。左サイドで強烈な突破力を示し、ミレッティとの連携を活かした決定的なシュートから得点を創出。エースとしてチームの攻撃を牽引していた。
DMF: テュラム 6.0
ミレッティに代わって68分から出場する。パフォーマンスは期待値を下回った感はあるが、代表チーム活動に参加していた点を加味すると、止むを得ない部分だろう。
WB: カバル 4.5
75分にカンビアーゾとの交代で出場。フィレンツェで見せた粗暴なプレーを即座に再現し、この試合では相手に PK を献上していた。この荒さを擁護することは到底できない。
FW: デイヴィッド 6.5
オペンダとの交代で75分から出場機会を得る。オペンダと同様にボールが転がり込んで来る場所に陣取っていたことがすべてだ。ここから自身のゴールで信頼を重ねられるかに懸かっている。
OMF: ジェグロヴァ ー
コンセイソンに代わって82分から出場。
スパレッティ監督 6.5
勝利は何よりの良薬だ。“極寒地のアウェイで人工芝” という環境で『準備したゲームプラン』に誤算が生じるのは想定内。ハーフタイムで『限られた手札を最大活用する修正策』を施して勝点3を持ち帰った結果は讃えられるべきだろう。連勝街道に戻れるかが注目点だ。
マッケリー主審 6.5
VAR チェックの多い試合ではあったが、テクノロジーを活用した正確な判定を下していた。寒さの厳しい中で正確な判定を継続していたことは間違いない。