2026/27 セリエA第9節が行われ、アウェイでジェノアと対戦したユベントスは前半の2失点が響いて 2-0 で敗れました。

先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

| Genoa CFC [3-4-2-1] |
Juventus FC [3-5-2] |
|
|---|---|---|
| GK | 1: バイロー | 25: ヴィカーリオ |
| DF | 27: マルカンダッリ 5: エスティゴーア 22: バスケス |
4: ガッティ 3: ブレメル (C) 26: ルクミ |
| MF | 3: エヒジブエ 32: フレンドルップ 4: アモリム 77: エラートソン |
15: カルル 22: マッケニー 12: D・ルイス 29: サール 20: カンビアーゾ |
| 8: バルダンツィ 9: ヴィティーニャ |
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| FW | 18: オスマイッチ | 9: コロ・ムアニ 17: アライベゴヴィッチ |
ジェノアのデ・ロッシ監督は 3-4-2-1 を選択。オスマイッチ選手の背後にバルダンツィ選手とヴィティーニャ選手を配置する予想どおりのフォーメーションでユベントスを迎え撃ちます。
対するユベントスのスパレッティ監督は 3-5-2 を選択。前線ではコロ・ムアニ選手とアライベゴヴィッチ選手が2トップを組み、マッケニー選手が2列目に上がることで 3-4-2-1 に可変するシステムでアウェイ戦に臨みます。
立ち上がりから両チームが積極的な姿勢を見せた試合は12分に動く。左サイドを細かいパス交換で左サイドを突破したジェノアはバルダンツィが折り返すと逆サイドから詰めたエヒジブエがシュート。カンビアーゾの拙いシュートブロックも手伝ってジェノアが先制する。
1点リードのジェノアは23分に GK バイローのパントキックからオスマイッチが抜け出した勢いを活かして右足シュート。だが、これはサイドネットを揺らすに留まる。
それでもジェノアは28分にヴィティーニャが細かい動きで左サイドからペナルティーエリア内に侵入。少しボールが離れたところを誰よりも早く反応したバルダンツィのシュートがブレメルのディフレクションを誘発してゴールイン。2-0 とリードを2点に広げる。
一方、決定機を満足に作れないままだったユベントスは前半アディショナルタイムの47分にマッケニーからフリーでボールを受けたカルルがコントロールショット。しかし、シュートは枠の左に逸れて追撃とはならず。
前半はホームのジェノアが思惑どおりの展開で 2-0 と2点リードで終了する。
ユベントスは後半開始と同時にガッティとアライベゴヴィッチを下げ、ジェグロヴァとヴォルテマーデを投入。4-2-3-1 に戻して追撃を図るも、堅守速攻に比重を移したジェノアの守備ブロックを崩し切れない。
65分にジェグロヴァの右 CK からブレメルがヘディングシュートを放つもクロスバーの上。それならばと76分にジェグロヴァがカットインから枠内にシュートを飛ばすも GK バイローが CK に逃れるセーブで応戦する。
何とか一矢報いたいユベントスは92分に FK からコープマイネルスが強烈なミドルシュートを放つも、クロスバーの下を叩いたシュートはゴールラインを完全には越えておらず。跳ね返りの混戦から放ったルクミのシュートは GK バイローに阻まれて万事休す。
試合は 2-0 で終了し、ユベントスは手痛い敗戦を喫した状態で難敵との3連戦を迎えることになってしまった。
なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。
GK: ヴィカーリオ 5.5
目前で味方選手が軌道を変えてしまったシュートを止めることは不可能だろう。2失点を喫して敗れたチーム状態と同等の評価になるのは自然なことだ。
DF: ガッティ 5.0
ジェノアの攻撃を防ぎ切れなかった。右 WB カルルとの連携が構築されておらず、カウンターを浴びた場面では個人での対応を強いられるなど苦戦を強いられていた。
DF: ブレメル 5.0
スピード勝負のデュエルを挑まれると厳しい現実が繰り返し突き付けられている。相手のプレッシャーが強まると DF ラインを下げてしまう悪癖も好ましくない。逃げのプレーを選択する選手が勇ましい発言をしたところで鼻で笑われるだけだ。
DF: ルクミ 5.0
能力値は高いはずだが、周囲との連携が取れていないので対戦相手から見た厄介度が皆無に等しい。チームへの適応に戸惑い続けて2ヵ月が経過したような状況だ。
WB: カルル 4.5
左サイドを担当したジェノアの攻撃的 MF に翻弄され続けていた。低調なパフォーマンスが続くカルルの地位が(チェリクの負傷離脱で)安泰なのは歯がゆいことだ。
MF: マッケニー 5.5
先発出場したフィールドプレーヤーの中で最も精力的だったが、チームが呼応せず徒労に終わってしまった。
MF: ドウグラス・ルイス 5.0
相手にプレッシャーをかけるジェノアの波に飲み込まれて冷静な判断力を失い、低調なパフォーマンスに終わってしまった。弱気なチームを一喝する必要がある。
MF: サール 5.0
コンディション面が万全ではないという擁護すべき点はあるが、拙いプレー判断に関しては擁護できない。インプレー中に頭を抱える時点で半人前だし、現状では買取オプションの行使を考える必要すらない。
WB: カンビアーゾ 4.5
1失点目の中途半端な足出しは猛省しなければならない。現在のユベントスにとって数少ないイタリア人だから優遇されているのだろう。少なくとも、チーム内競争に巻き込まれるべきだ。
FW: コロ・ムアニ 5.0
輝きを見せる場面もあったが、ジェノア守備陣にとっての脅威となることはなかった。孤立無援状態に陥っているチームの攻撃設計を修正しなければ、どの CF でもシュート0本が常態化してしまうからだ。
FW: アライベゴヴィッチ 5.0
監視の目をかいくぐることができず、デュエルは劣勢状態で技術的なミスを繰り返してしまう厳しい夜となった。『マッサーラ案件』という不名誉な称号を得ることは時間の問題だろう。
【交代選手など】
FW: ジェグロヴァ 5.0
後半開始と同時にガッティとの交代で出場する。サイドで時間調整を試みたが、その意図が理解されておらず、攻撃を送られただけと総括されることだろう。宝の持ち腐れ状態となっている。
FW: ヴォルテマーデ 5.5
アライベゴヴィッチに代わって後半開始時の46分から出場する。長身で目立っていたが、効果的なプレーで存在感を発揮することはなかった。
DF: カバル 5.5
58分にカンビアーゾとの交代で出場する。クオリティー向上に寄与したが、マイナスをゼロに近づけるのが精一杯でプラスを生み出すまでには至らなかった。
FW: ボガ 5.5
サールとの交代で58分に投入される。4-2-4 での猛攻を意図した投入だったが、試合終盤で用いることが想定されたパワープレーと類似していたため、期待した効果はなかった。
MF: コープマイネルス ー
77分にD・ルイスとの交代で出場する。
スパレッティ監督 4.5
進退伺を準備しておくべきだろう。監督としての賞味期限は切れたに等しい。問題発言をしたブレメルに懲戒処分を下さなかったことで守備陣の統率が望めなくなったことは致命的だ。
ドヴェリ主審 6.5
敗れたユーヴェのティフォージは試合内容と結果に大きな不満を抱くであろうが、レフリングに対する恨み節は吐かないだろう。カードの提示が少ない良いレフリングだった。