アリアンツ・スタジアムで行われた 2025/26 セリエA第16節ローマ戦に 2-1 で勝利したユベントスのスパレッティ監督および選手達による試合後コメントを紹介いたします。

ルチアーノ・スパレッティ監督:
「ローマは相手に低い位置での守備ブロックを敷かせる普段どおりのプレーをします。その状況は快適には思いませんし、ユルディズやコンセイソンは守備の局面を担っていました。
前進する必要はありますが、ボールを持った際は3点目を狙えていました。後半のプレーは非常に良かったです。前半は相手のサイドを担当する選手への対応が遅れていました。ローマが強いチームなのは分かっていましたし、リーグ屈指の強豪なのは誰もが認めていることです。
私達は状況把握で遅れを取り、セカンドボールはローマが常に回収していました。このレベルで何をすべきかを理解しているチームに勝ったことは非常に重要です。中盤から 20m 離れた所に展開するのではなく、中央で展開すれば私達にも可能性はあるのです。
テュラムにはスピードがあり、カンビアーゾとマッケニーは局面をひっくり返せます。コンセイソンは前線で個の力を発揮しますし、ジェグロヴァは相手にカウンター攻撃を思い留まらせます。
今夜の試合に関する分析結果は出ていますし、私達はそれらを受け止めて改善を試みます。選手達は良いトレーニングを積んでいますし、仲間意識を持ち、過去に捉われることなく栄光を掴もうとしているのです。
チームにはすべてが揃っています。ピッチ、本部、ロッカールームがあり、私達は良いチームになろうとします。
100m 走をずっと続けられるかは分かりません。できる選手もいますが、レッドゾーンに入れてしまうと反動は避けられません。
DF には積極的に加わって欲しいです。ボール奪取だけでは楽しくないでしょう。マンチーニの攻撃参加が具体例です。それから、セルフジャッジは良くありません。代償を払うことになりますから」
グレイソン・ブレメル選手:
「予定の60分をプレーしました。フィジカル的には良好です。負傷した時はショックでしたが、切り替えました。ハードワークをしなければならなかったですし、この瞬間が訪れることは分かっていたからです。
ローマ戦は難しい試合ですし、今週は不安が付き纏いました。私はやらなければならないことをやるだけでしたし、今日の勝利を嬉しく思います。
スパレッティ監督は勝利を収めた指揮官でスクデットも勝ち取っています。どのクラブでも結果を残して来ました。彼がユベントスに求めているのは常勝と高い目標設定です。
フランシスコ・コンセイソン選手:
「足の状態は深刻ではないと思います。大事なのは今日の試合に勝ったこと。私達はやり遂げました。
私は FW ですから得点し、チームを助けて最善を尽くさなければなりません。今日は何とか得点できました。もっと早くに決めなければならなかったのですが、それはできませんでした。しかし、重要なのはチームの勝利です。それが最も重要です。
監督がどういう人かは分かっています。選手への要求は厳しいのですが、私達にとっては良いことです。結果も出ているからです。来週も勝たなければなりません。そのためにここにいるのです」
第15節のナポリ戦では敗れましたが、12月の公式戦はここまで4勝1敗。(クリスマス休暇を挟んだ後に行われる)年内最終戦の第17節ピサ戦を勝利で終えることができれば月間5勝と「復調」を印象付けることができます。
そのため、監督と選手の双方から「試合結果と内容に対する充実感を伺わせる試合後コメント」が発せられたことはポジティブな要素となるでしょう。
チームとしてはブレメル選手が復帰したことでスパレッティ監督が最も得意とする『4バック』に比重が移され始めると予想されます。
ただ、ブレメル選手はトリノ時代を含めて『3バック』で結果を残して来た選手。アッレグリ監督時代に可変システムを用いて『4バックの左 CB』として場数を踏ませようとするも監督解任で道半ばで終わっています。
したがって、ブレメル選手の “4バックの CB としての適応能力” を確認せずに突き進むことだけは自重しなければならないでしょう。見切り発車の代償は(埋没費用も加わって)大きくなるからです。
「12月の公式戦6試合を5勝1敗で終えた」となれば、2026年に向けての大きな弾みになることは確実です。2025/26 シーズンのセリエAはスクデット戦線が “団子状態” であり、どのチームにもシーズン後半戦に抜け出す可能性が残されています。
まずは混戦の上位戦線に顔を出すために次節・第17節ピサ戦でも勝利を手にすることができるのかに注目です。