アリアンツ・スタジアムで行われた 2025/26 セリエA第35節ヴェローナ戦に 1-1 で引き分けたユベントスのスパレッティ監督およびカンビアーゾ選手による試合後コメントを紹介いたします。

ルチアーノ・スパレッティ監督:
「状況を分析し、次戦に向けて改善する必要があります。後悔があるのは当然です。こういうことはサッカーではあります。もう少し冷静さがあれば、違った結果になったかも知れません。
ただ、サッカーですべてをコントロールすることはできません。偉大な選手は重要な局面で冷静さを保ますし、彼らは最大限の努力と集中力を求められる場面を知っています。
私達は試合に良い形で入ったと思います。ヴェローナは守備を固め、自らのゲームプランを正しく遂行しました。チャンスは作ったものの、それらを活かし切れず、相手のカウンターで走らされる場面もありました。
試合開始前から失敗への恐れによる緊張があり、ビハインドとなったことで観客の目が気になり始めました。簡単な試合になるはずでしたが、私達が本来の姿よりも小さくなり始めたのです。私達は時折そうなってしまうのです。
子供っぽい些細なミスをしてしまうのです。その一方で人が変わったかのように後半は相手ゴールに迫りました。決定的な場面が何度もあったことが根拠です。
ブレメルとケリーは個々のデュエルやフィジカルにおいては素晴らしい DF です。ただ、ビルドアップや攻撃参加では劣る面があります。持ち味ではないからです。
また、狭いスペースでのプレーが得意なトップ下がいないことも問題です。その結果、ペナルティーエリア手前が混戦となり、攻撃が難しくなってしまうのです」
アンドレア・カンビアーゾ選手:
「失点については私達にも責任はあります。注意力が散漫だったとの指摘は受け入れます。データがそれを物語っていますから。
心理面では冷静さを保ち、残り3戦3勝が必要との認識を持つ必要があります。この試合結果に関係なく残り3戦3勝と思っていましたから変わりありません。落ち着いて明日以降のピッチに立つことが重要です。
ビハインドで慌ててしまうのは普通だと思います。試合の最後10分は焦りがありましたし、後半の決定機を上手く活かせていたらとは思います。ただ、サッカーは波のあるスポーツですし、ゴールが決まっていれば落ち着いたプレーができていたでしょう。
私は良い試合ができたとは思っていません」
スパレッティ監督が指摘する「狭いスペースでのプレーが得意なトップ下がいない」は間違いでしょう。ユベントスの問題は「 “ライン間に陣取ったトップ下の選手に縦パスを付けられる MF” がミレッティ選手しかいない」からです。
ベルナルド・シウバ選手を獲得していたとしても結果は同じでしょう。
ロカテッリ選手が “ライン間に陣取ったベルナルド・シウバ選手” に効果的なタイミングで縦パスを付けれないことに変わりはないからです。
守備ブロックの外側から相手 DF の背後を狙った浮き球フィードやクロスに頼る攻撃で欧州の強豪と互角以上の戦いをすることは現実的ではありません。したがって、チーム全体でのテコ入れは不可避と思われます。
ユベントスの次戦は5月9日(土)に予定されている 2025/26 セリエA第35節レッチェ戦。イタリア南部でのアウェイ戦であるため、ナイトゲームではあるものの暑さも加味する必要があるでしょう。
スパレッティ監督がチームを上手く引き締め直すことができるのかに注目です。