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【採点】 2025/26 セリエA第35節 ユベントス対ヴェローナ

 2025/26 セリエA第35節が行われ、ホームにヴェローナを迎えたユベントスはヴラホヴィッチ選手のゴールで追い付いて辛くも 1-1 で引き分けました。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2025/26 セリエA第35節 ヴェローナ戦)
  Juventus FC
[3-4-2-1]
Hellas Verona FC
[3-5-2]
GK 16: ディ・グレゴリオ 1: モンティポ
DF 15: カルル
3: ブレメル
6: ケリー
15: ネルソン
5: エドムンドソン
3: フレーゼ
MF 22: マッケニー
5: ロカテッリ (C)
19: テュラム
27: カンビアーゾ
7: ベルガリ
11: アクパ=アクプロ
63: ガリアルディーニ
24: ベルネデ
12: ブラダリッチ
FW 7: コンセイソン
10: ユルディズ
10: ススロフ
18: ボウイ
30: デイヴィッド

 ユベントスのスパレッティ監督は 3-4-2-1 を選択。ユルディズ選手が先発に復帰した他は前節ミラン戦と同じ10人がスタメンに名を連ねて試合に臨みます。

 対するヴェローナのサンマルコ監督は 3-5-2 を選択。こちらは予想されたスタメンが名を連ね、CF ボウイ選手をトップ下のススロフ選手がサポートする縦の2トップでアウェイ戦を迎えます。

 

 試合は予想どおりホームのユベントスが押し込む展開で始まる。

 最初の惜しい場面は16分。テュラムのスルーパスがエリア内でカットされるも、浮いたクリアボールをコンセイソンが胸トラップから左足シュートを放ったが、GK モンティポの好セーブに阻まれてしまう。

 26分にはセットプレーで攻め残っていたブレメルがカルルからのクロスにニアで合わせたが、ヘディングシュートのボールはクロスバーに嫌われる。

 試合が動いたのは34分。ユベントスは左サイドからのクロスをブレメルが胸トラップし、カルルへの横パスを選択。だが、このボールをブラダリッチにインターセプトされると折り返しをボウイに決められて 0-1 と先行されてしまう。

 追いかける展開となったユベントスはテュラムやカンビアーゾが相手ゴールに迫るも同点には至らず。前半は 0-1 とアウェイのヴェローナが1点リードで折り返す。

 取りこぼしが許されないユベントスのスパレッティ監督は後半開始と同時にテュラムからヴラホヴィッチへの交代を決断。 4-2-3-1 での逆転勝利を狙った采配を振る。

 すると、62分にゴール正面やや右で FK を得たユベントスはヴラホヴィッチが GK モンティポの飛んだ方向とは逆の左側に直接決めて 1-1 の同点に追い付く。

 勢いを取り戻したユベントスは67分にユルディズからのバックパスを受けたカンビアーゾが逆サイドを狙ってピンポイントクロス。飛び込んだコンセイソンが左足アウトで合わせたが、シュートは GK モンティポの正面を突いて逆転とはならず。

 一方、勝点獲得に暗雲が立ち込め始めたヴェローナは籠城戦を選択。勝点1を持ち帰る決意で守備を固める方に注力する。

 相手の守備ブロックをこじ開ける攻撃パターンが整備されていないユベントスはまたも攻めあぐねに直面。最後は後半アディショナルタイムにジェグロヴァのシュートが右ポストを叩くも値千金の逆転弾とはならずに試合終了のホイッスル。

 ユベントスは2試合連続で引き分けとなり、チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けたプレッシャーが増した状況下で残り3試合を戦うことになってしまった。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ディ・グレゴリオ 5.5
 ボウイがワンタッチシュートを選択することは誰もが予想したが、GK にできるシュート対処など時間的に存在しない。できたとすれば、ブレメルへの蹴り出し指示ぐらいだ。

DF: カルル 5.5
 この日も右サイドで手堅いプレーを見せていたが、目前でインターセプトされてはお手上げだ。高い稼働率と貢献度には頭が下がる。

DF: ブレメル 4.0
 勝点を取りこぼすことになった原因。ベルネデのプレスに慌ててブラダリッチの位置が見えていなかったのだろう。ジョン・ストーンズ獲得の噂が真実味を帯びたとしても不思議ではない。

DF: ケリー 5.5
 チーム全体が守備に追われることが稀で攻撃面での貢献によってプラスを稼ぐことができていた。ただ、チームが勝点を取りこぼしたため、貢献度が相対的に下がったことが残念だ。

WB: マッケニー 5.5
 中盤のバランサーとしての役割を遂行していたが、機能性の乏しい攻撃陣のバランスを取り続けたことで得られたものは何もなかった。

DMF: ロカテッリ 5.5
 レジスタとして振る舞うも効果が伴わなかった。指標やスタッツがどれだけ高かろうと決定機や肝心要の試合結果に直結しなければ無意味だ。

DMF: テュラム 5.0
 出だし好調だったが、すぐに試合から消えてしまった。パフォーマンスを理由に前半のみの出場となったことに驚きはない。

WB: カンビアーゾ 5.5
 左サイドでクオリティーを発揮していたもののプレー機会そのものが多くはなかった。チームと上手く連動していない状態が続いている。

OMF: コンセイソン 6.0
 意表を突く良い飛び出しなど判断力の良さで得点を期待させるパフォーマンスを見せていた。だが、得点という結果を示せなかったことは大いに悔やまれる。

OMF: ユルディズ 5.5
 復帰直後の試合でコンディションがまだ万全ではないことは明らかだった。その状況で牽引役として期待されると何かが上手く噛み合わないことは必然だろう。それをカバーするチーム力が現在のチームにはなかった。

FW: デイヴィッド 5.0
 ガリアルディーニにカードを出させたことがハイライトだった。その後は狭いスペースで持ち味を発揮することに苦戦し続ける不完全燃焼の試合となっていた。

 

【交代選手など】

FW: ヴラホヴィッチ 6.5
 後半開始時からテュラムとの交代で出場。同点に追い付く直接 FK を決め、チームの勝点獲得に貢献した。残り3試合で重要なカードとなるだろう。FW は得点に関与するパフォーマンスで評価が大きく上下動するからだ。

MF: ミレッティ 5.5
 デイヴィッドに代わって69分から出場機会を得る。ヴェローナの守備ブロックをこじ開けることを期待されたが、動きのない FW 陣とのリンクマンとして機能するのは困難を極めた。

FW: ボガ 5.5
 カンビアーゾに代わって75分から出場する。強引にでも突破しようと試みていたが、その成果を得ることはできなかった。

MF: コープマイネルス ー
 80分にケリーとの交代で出場。

FW: ジェグロヴァ ー
 80分からコンセイソンとの交代で出場機会を得る。右ポストに嫌われて試合を決めたヒーローになり損ねてしまった。プレー自体は上々だっただけに運に恵まれなかったと言わざるを得ない。

 

スパレッティ監督 5.0
 ミラン戦での引き分けが全く活かされない試合だったと言わざるを得ない。主力選手を固定して戦って来たのだから、“ローマ戦でのガッティ” を期待するギャンブル采配が評価されることはない。

アイロルディ主審 6.0
 やや厳しい判定基準だったが、ユベントスは前節でかなり甘めの判定基準で救われているので文句を口にすべきではないだろう。帳尻が合わされただけだと割り切って次節に向けて切り替える必要がある。