サンシーロで行われた 2025/26 セリエA第34節ミラン戦に 0-0 で引き分けたユベントスのスパレッティ監督および選手たちによる試合後コメントを紹介いたします。

ルチアーノ・スパレッティ監督:
「試合の主導権を握ってリスクを取ること恐れていました。どの試合にもリスクはあります。ただ、発生源を知っていればリスクは小さくなることは分かっていました。
ミランは相手に試合を支配していると錯覚させることが得意です。彼らのペースに引き込まれたことが私達の足を引っ張りました。後半は自由度が増し、シュートや個人技で応戦したと思います。
最後は相手が守備を固めたので気迫を見せることはできませんでした。恐れていたことが現実になっていれば、未熟で知性に欠けると批判されたことでしょう。妥当な結果です。
高い技術力と繊細な感覚を持つデイヴィッドは狭いスペースでも上手く対応します。しかし、フィジカルコンタクトを強いられる場面は不得意です。走力の貢献は良かったですし、今日の試合で彼を讃えるのは当然です。
コンセイソンは自身の長所と短所を理解している立派な選手です。あとは今よりも力を発揮するだけです。デュエルで相手を必ず圧倒しているのですから。
審判?言及するのは難しいことです。外部からは矛盾した出来事に見えたのかも知れません。ただ、本当にサッカーのことを考えているなら待つべきでしょう。私を含め、無意味なコメントは控えるべきだと思います」
マヌエレ・ロカテッリ選手:
「前半は予想された内容でした。ミランがコンパクトな陣形を保つと想定されたからです。確かにボールをもう少し速く回せたかも知れませんが、最後まで得点を狙い続けて引き分けたのです。これからは次戦を見据えます。
4位以内で終えるには勝たなければなりませんが、私達次第です。ピッチに立った試合では勝たなければなりません」
フランシスコ・コンセイソン選手:
「勝ちたかったので引き分けには満足していません。得点のチャンスは私達にありました。チャンピオンズリーグ出場には勝たなければならない試合が残っていますし、気を引き締めて臨みたいと思います。
チーム全体も好調で団結しています。私自身は監督の要求に応えなければなりませんし、得点をもっと決めたいのですが、ボールを保持していない時もチームに貢献できると思います。それが試合ですから。
向上心を抱き続けて残り試合でもチームに貢献したいと思います」
前半45分間のパフォーマンスが芳しくなかった理由は「ミラン陣内に攻め込んでから “フリーズ状態” に陥ってしまったから」でしょう。
“2トップのミラン” に3バックで対峙して前進を試みることは妥当です。ただ、ミランは自陣撤退時に『5-3-2 の守備ブロック』で迎撃を試みるため、攻める側は『4バック』で攻略を図るべきでした。
この試合だと「カルル選手とカンビアーゾ選手を SB として待機させて前方の WG 陣との連携でサイドから崩す」が常套策。
しかし、ロカテッリ選手がほとんどの時間帯で3バックに残ったままだったので試合全体を通して決め手に欠く形となりました。この現状はチームとしての改善点にしなければならないでしょう。
ユベントスがミランとの直接対決に引き分けた一方で5位コモと6位ローマは勝利したため、両チームとの勝点差は3に縮まりました。
残り4試合で5位グループとの勝点差は3であるため、ユベントスは自力でチャンピオンズリーグ出場権を手にすることができる状況です。まずは次節ヴェローナ戦をしっかり勝ち切れるのかに注目です。