2025/26 セリエA第32節が行われ、アウェイでアタランタと対戦したユベントスはボガ選手の “恩返し弾” で 1-0 で勝利しました。

先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

| Atalanta BC [3-4-2-1] |
Juventus FC [3-4-2-1] |
|
|---|---|---|
| GK | 29: カルネセッキ | 16: ディ・グレゴリオ |
| DF | 42: スカルヴィーニ 19: ジムシティ 23: コラシナツ |
15: カルル 3: ブレメル 6: ケリー |
| MF | 77: ザッパコスタ 15: デ・ローン (C) 13: エデルソン 47: ベルナスコーニ |
2: ホルム 5: ロカテッリ (C) 19: テュラム 27: カンビアーゾ |
| FW | 17: デ・ケテラーレ 59: ザレフスキ |
7: コンセイソン 10: ユルディズ |
| 90: クルストヴィッチ | 13: ボガ |
アタランタのパッラディーノ監督は 3-4-2-1 を選択。前節レッチェ戦と同じスタメンを選択し、ホームでユベントスを迎え撃ちます。
対するユベントスのスパレッティ監督も 3-4-2-1 を選択。右 WB にはホルム選手、CF にはボガ選手を起用してコッパ・イタリア準々決勝の雪辱を晴らす狙いも持ってアウェイ戦に臨みます。
主導権を握ったのはアタランタ。立ち上がりにユベントスのボガが相手ゴールに迫るも、4分には浮き球のラストパスに反応したザッパコスタが枠内シュート。7分には中盤でのボール奪取からショートカウンターを発動するもザレフスキのシュートは枠のわずかに右を通過する。
アタランタはこの直後の9分にはザレフスキの入れた FK からファーサイドに陣取っていたスカルヴィーニが高い打点でのヘディングシュート。だが、右ポストを直撃してゴールとはならず。
アタランタの攻撃を耐え続けるユベントスは32分にコンセイソンの右 CK の流れから逆サイドのユルディズがクロスを入れると攻め残っていたケリーがヘディングシュート。しかし、これはベルナスコーニに当たって阻まれてしまう。
一方のアタランタは39分にデ・ケテラーレがヘディングシュートで、前半アディショナルタイムの48分にはクルストヴィッチがオーバーヘッドシュートで先制点を狙うも枠のわずかに外。
前半はホームのアタランタが試合を支配するも、膠着を破れずに 0-0 で終了する。
ハーフタイムでの修正策が機能したのは劣勢の前半を過ごしたアウェイのユベントス。48分にコンセイソンの仕掛けから決定機を作ると、クリアボールを回収したホルムがクロスを供給。GK カルネセッキの不味いパンチングで生じたこぼれ球をボガが押し込んで先制に成功する。
まさかの追う展開となったアタランタは57分に左 CK をファーサイドでスカルヴィーニが折り返すとジムシティがヘディングシュート。だが、ディ・グレゴリオが横っ飛びセーブで阻む。
対するユベントスは67分にカルルのスルーパスからホルムがフィジカルを活かしてボールキープに成功。折り返しのクロスに良いタイミングで走り込んだテュラムが合わせたが、シュートは枠を捉えず。追加点の絶好機を逸してしまう。
アタランタはセットプレーやクロスからの空中戦でユベントスのゴールに迫るも、肝心のシュート精度を欠いたことで決定打とはならず。試合は 0-1 のまま終了のホイッスル。
ユベントスがコッパ・イタリア準々決勝での雪辱を果たし、勝点60に到達して暫定4位に浮上した。
なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。
GK: ディ・グレゴリオ 6.5
ポストに救われた場面もあったが、ジムシティの決定的なシュートにしっかり反応して止めたことは大きい。自信を取り戻す試合になったことだろう。次節も先発出場するだけの資格はある。
DF: カルル 6.0
ザレフスキやセットプレー時のスカルヴィーニへの対応に苦戦したことは事実だが、それでも耐え切れたことがプラス材料だ。また、フィジカル面で優位性を確保していたホルムを巧みに押し上げていた献身も見逃せない。
DF: ブレメル 6.5
クルストヴィッチが CF として機能することを制限。中央突破の確率を下げ続けた貢献度は評価されるべきだろう。強豪との連戦が続く正念場で強固な守備が計算できることは心強い。
DF: ケリー 6.0
デ・ケテラーレを完全には封じれなかったが、脅威を大きく低下させることはできていた。押し込まれ続けた試合をクリーンシートで終えれた結果は何よりの自信となるはずだ。そうでないと困る。
WB: ホルム 7.0
影の MVP。2023/24 シーズンに1シーズンだけ在籍した古巣に成長した姿を見せていた。買取オプションが付随した期限付き移籍での残留はあるかも知れない。
DMF: ロカテッリ 6.5
中盤に戻る可変的な動きが多い試合だった。このポジショニングとパフォーマンスを継続してくれるのであれば、批判は自然と減るだろう。岐路が訪れていることは事実だ。
DMF: テュラム 5.5
アタランタのダブルボランチと噛み合うミラーゲームだったこともあり、自らの動きで持ち味であるダイナミックさを活かすスペースを作れずに苦戦。追加点の決定機も大きく外し、失意の途中交代となった。
WB: カンビアーゾ 6.0
守備時のデュエルで劣勢になるのは想定外だが、今節はユルディズがブレーキで攻撃面でプラスを出せなかったことがパフォーマンス全体に影を落とす不完全燃焼の試合だった。
OMF: コンセイソン 6.5
好調を維持する要因となっているボールリリースの良さが光った試合だった。今節では得点に直結する数字は残せなかったが、このパフォーマンスだと戦術的理由で先発から外す監督はいないだろう。
OMF: ユルディズ 5.0
試合序盤に鋭いチェックを受けてボールロストをしてしまい、そのカウンターをザレフスキに決められていたら試合結果は逆になっていただろう。ここまでチームを牽引して来た偉大な功労者だが、この試合はブレーキでチームの足を引っ張っていた。
FW: ボガ 7.0
ほとんど存在感のなかった前半だが、終了間際にカルルの決定機をお膳立て。ハーフタイム明けにはボールが来る場所に陣取り、千載一遇のチャンスを決め切って期待に応えた。
【交代選手など】
FW: デイヴィッド 6.0
58分にデイヴィッドとの交代で出場。ロングカウンターが主体となるチームの前線で期待される様々な仕事を遂行するために奮闘していた。
DF: ガッティ 6.0
ホルムに代わって70分から出場。3バックの一角としてプレーし、アタランタの攻撃は跳ね返す役割を完遂。身体を張ってゴールを守り続けた。
MF: コープマイネルス 6.0
70分にテュラムとの交代で投入される。ブーイングを浴びせられたが、期待された役割を堅実に遂行することに努めていた。
WB: コスティッチ ー
79分からカンビアーゾとの交代で出場する。
MF: ミレッティ ー
79分からコンセイソンとの交代で出場機会を得る。
スパレッティ監督 6.5
試合内容は明らかに敗けていたが、それでも勝点3を積み重ねた『結果』が何より重要だ。プレーを重視するチームが『結果』を取りこぼすことを願うしかない状況であるため、理想論を語っている余裕はない。残りは6試合だ。
マレスカ主審 6.0
ガッティの右腕に当たった場面は「肘が身体に密着した状態での上腕に当たった」のだから PK 判定や VAR の助言がなかったのは正しい判定だ。流れの中での判定は揺れ動いていたが、そこは議題にはならないだろう。