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【採点】 2025/26 セリエA第28節 ユベントス対ピサ

 2025/26 セリエA第28節が行われ、ホームにピサを迎えたユベントスはカンビアーゾ選手のゴールを皮切りに後半で4得点を奪って 4-0 で勝利しました。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2025/26 セリエA第28節 ピサ戦)
  Juventus FC
[3-4-2-1]
Pisa SC
[3-5-2]
GK 1: ペリン 12: ニコラス
DF 15: カルル
4: ガッティ
3: ブレメル
33: カラブレージ
4: カラッチョロ (C)
26: コッポラ
MF 22: マッケニー
5: ロカテッリ (C)
19: テュラム
27: カンビアーゾ
7: レリス
20: アエビシェール
6: マリン
8: ホイホルト
3: アンゴーリ
7: コンセイソン
10: ユルディズ
FW 30: デイヴィッド 32: モレオ
17: ドゥロシンミ

 ユベントスのスパレッティ監督は 3-4-2-1 と 4-2-3-1 を兼用するシステムを継続。ペリン選手が引き続きゴールマウスを守り、ガッティ選手がケリー選手に代わって先発した以外はお馴染みのスタメンで試合に臨みます。

 対するピサのヒリェマルク監督は 3-5-2 を選択。前線にはモレオ選手とドゥロシンミ選手の2トップを起用し、ロースコアの展開から勝点を持ち帰る狙いでアウェイ戦を迎えます。

 

 最初に惜しい場面を作ったのはピサ。4分に左サイドへの展開からクロスを入れると、ニアでモレオがヘディングシュート。だが、GK ペリンが好反応で応戦し、こぼれ球をアンゴーリがミドルシュートで狙うも CK に逃れられてしまう。

 落ち着きを取り戻したユベントスは11分にテュラムが惜しいシュートを放つと、16分には左 CK をファーサイドでブレメルが押し返し、最後はガッティが勢いを付けてヘディンシュートも GK ニコラスの正面を突いてしまう。

 直後の17分にはロカテッリのロングフィードに抜け出したコンセイソンがカットインから強烈なシュートを放つも GK ニコラスがブロック。31分にはカンビアーゾのクロスにデイヴィッドがタイミング良く動き出すもヘディングシュートは枠の上。

 結局、前半は盛り返したユベントスが攻め続けたもののスコアは動かず。0-0 で終了する。

 すると、後半開始と同時にスパレッティ監督はガッティとデイヴィッドを下げてケリーとボガを投入。プレー精度向上を図った交代策に打って出る。

 スコアが動いたのは54分。カンビアーゾの横パスが流れてコンセイソンまで届くと、動き出してコンセイソンからの縦パスを引き出したユルディズがダイレクトクロス。これをカンビアーゾが頭で押し込んでユベントスが先制する。

 試合の主導権を握り続けるユベントスは65分にマッケニーが高い位置でボール奪取に成功すると、ロカテッリが間髪入れずにミドルシュート。これは左ポストを直撃したが、跳ね返りをテュラムが押し込んでリードを2点に広げる。

 75分にはブレメルがボール奪取をすると右サイドのコンセイソンに展開し、コンセイソンからの横パスを受けたユルディズが豪快なシュートを決めて3点目。勝負の行方を決定付ける。

 仕上げは93分にロカテッリからのスルーパスを受けたボガが決めて4点目。試合は後半に4得点を奪ったユベントスが 4-0 で快勝した。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ペリン 6.5
 ピサが良い形で作り出した立ち上がりの決定機を阻み、チームが攻勢に転じるための土台を構築。厄介な試合展開に陥ることを回避した働きは大きい。

DF: カルル 6.0
 コンセイソンの後方支援を惜しまなかったことがプラス材料。その一方で立ち上がりの4分に訪れたピンチに関してはチームとしての守備対応に改善の余地がなかったのかを見直すべきだ。

DF: ガッティ 6.0
 予想に反して先発起用となるとも、前半の内にチームが先手を取れずに後退となった。ビルドアップ時の効果的な選択肢を的確に判別する能力はもっと磨き上げる必要がある。

DF: ブレメル 6.0
 慣れない左 CB で起用された前半はぎこちなかった。右 CB に戻った後半は復調したが、そもそも DF 陣が中盤 MF 陣よりもビルドアップ能力を求められていることがおかしなことだ。

WB: マッケニー 6.0
 3-4-2-1 の右 WB と 4-2-3-1 のトップ下を兼務するハードな役割を継続。ピッチ上の様々な場所に顔を出し、攻撃時の潤滑油として貢献していた。

DMF: ロカテッリ 6.5
 得意のロングフィードで局面を一気に変え、相手陣内に流れ込む攻撃を演出。充実感に溢れたパフォーマンスを示した誇りを持って家路につくだろう。

DMF: テュラム 6.5
 徐々に生じたピッチ中央のスペースで存在感を発揮。ロカテッリのシュートを跳ね返りを抜け目なく押し込んで勝利を大きく手繰り寄せる結果を残すことに成功した。

WB: カンビアーゾ 7.0
 守備に追われることのない試合だったので攻撃参加がフリーパス状態だったことが大きい。この試合では良かったが、次節以降でパフォーマンスの継続性が問われることになる。

OMF: コンセイソン 7.0
 デュエルで上回っていたことに加え、スペースもあったことで持ち前のドリブルでアピールしやすい試合だった。カンビアーゾと同様に “降格濃厚な対戦相手” を圧倒しただけでは物足りない立場である。

OMF: ユルディズ 7.0
 前半は攻撃の歯車が上手く噛み合わず、流れの中ではストレスを溜め込む時間が続いていた。偽9番に入った後半は改善されたが、チームとして最後の試行錯誤であるなら容認できることだろう。

FW: デイヴィッド 5.0
 ヴラホヴィッチとミリクの復帰が近いことに焦ってか動揺が隠し切れないパフォーマンスだった。追い上げなければならないチームでブレーキになっているとポジションを失うのは時間の問題だ。

 

【交代選手など】

DF: ケリー 6.0
 46分にガッティとの交代で出場。チームが押し込んでいる状態から引き継いだため、不得意な守備対応は求められず、プラス評価を得られる左足からの配球でチームに貢献した試合となっていた。

FW: ボガ 7.0
 デイヴィッドに代わって後半開始46分から出場する。左サイドでの仕掛けで攻撃時には横幅を確保し、最後はロカテッリのスルーパスを引き出して4点目を奪取とアピールに成功した。

MF: コープマイネルス ー
 76分にコンセイソンとの交代で出場する。

MF: ミレッティ ー
 テュラムに代わって76分から出場機会を得る。

WB: コスティッチ ー
 81分にユルディズとの交代で投入。

 

スパレッティ監督 6.5
 前半45分での実験は思うほどの効果が得られなかったが、ハーフタイムで修正して勝点3を獲得した結果が何より重要だ。ただ、降格濃厚のピサを相手にしたパフォーマンスが次戦も発揮できると考えてしまうと足をすくわれるだろう。謙虚に臨めるかが問われている。

サッキ主審 6.0
 プレミアリーグ基準に寄せて行くという暗黙の合意が(UEFA 管轄下のサッカー協会内には)あるのだろう。ピッチ上で転がって痛がる “軟弱な選手” の姿は数ヵ月で見納めになりそうだ。