『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによりますと、トリノ地裁でクリスティアーノ・ロナウド選手とユベントスによる給与未払い訴訟の判決が示されたとのことです。
2024年5月に仲裁委員会が示した「約980万ユーロを受け取る権利がある」との見解が支持されているため、原告側の勝訴と言えるでしょう。

事の発端は 2019/20 シーズンにはコロナ禍で試合開催ができなくなったから。収入が途絶えたことで、年俸の支払いは「後払い」や「放棄」を余儀なくされました。
『この未払い分の年俸』を巡って、“後払いと認識するロナウド選手” と “放棄と認識するユベントス” の間で齟齬が発生。
仲裁委員会は「(契約関連に不備はあるものの)クリスティアーノ・ロナウド選手側の要求に沿って年俸の半額に相当する980万ユーロを支払うべき」と提言。これに対し、ユベントスは労働裁判所への控訴を選択して一般司法での法廷闘争に持ち込みました。
しかし、トリノ地裁で示された判決は「仲裁委員会の提言を支持」でした。ユベントス側の主張は認められず、訴訟費用はユベントス負担という実質的敗訴を喫しています。
ただ、クリスティアーノ・ロナウド選手に支払わなければならない年俸分はすでに計上済み。会計上の処理は決算書で済ませているため、2025/26 シーズン期の支出額が今回の判決によって増えることはありません。
クラブ側の主張が退けられてしまったことを考えると控訴で逆転判決を勝ち取ることは非現実的でしょう。したがって、ユベントスはここで幕引きを選択すると思われます。
ユベントスの現・執行部は当時の経営陣ではないため、「法廷闘争の終結」を選びやすい立場にあります。ピッチ外での騒動を上手く収束させることができるのかにも注目です。