2025/26 セリエC第16節が行われ、ホームにペルージャを迎えたユベントス・Bチームはプクツカ選手の決勝点で 1-0 の勝利を手にしました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 22: マンジャコポ |
| DF | 32: トゥリッキア 3: ヒル・プチェ 18: ブルガレッロ |
| MF | 15: サヴィオ 16: ファティカンティ 30: マズール 7: プクツカ |
| 41: クドリッジ(→ 32' st. 9: デメ) 10: アンゲェレ(→ 45' st. 90: オコロ) |
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| FW | 17: ジェッラ (C)(→ 45'+4 st. 26: パニュッコ) |
ブランビッラ監督は 3-4-2-1 を選択。先週の第15節テルナーナ戦の先発メンバーを主体に選出し、前節で退場となったペドロ・フェリペ選手の代役にブルガレッロ選手を起用して試合に臨みます。
最初に惜しい場面を作ったのはユベントス。11分に相手の組み立てを高い位置で引っ掛けてトゥリッキアが枠内シュートを放つも、これは GK ジェメッロの真正面を突いてしまう。
19分には縦パスに反応して抜け出したサヴィオが右足シュートで狙ったが、これは左ポストをかすめるように逸れてしまい先制とはならず。
対するペルージャは35分にマンザリが個人技で中央をドルブル突破。しかし、ペナルティーエリアに侵入してからのボールタッチが乱れてシュートには持ち込めず。ユベントスは肝を冷やす。
結局、前半は押し込んだユベントスがチャンスを多く作り出したものの 0-0 で終了する。
後半の試合はユベントスのペース。開始直後の46分にクドリッジが枠内シュートを放つも、GK ジェメッロが横っ飛びセーブと左ポストに阻まれてしまう。
ペルージャは65分に最終ラインのフィードをインターセプトしたマンザリがショートカウンターを発動。だが、シュートを大きく浮かせてしまって決定機を活かし切れない。
試合の均衡が破れたのは82分。ユベントスはデメの縦パスに反応したアンゲェレが左足シュートを放つも、これは GK ジェメッロが飛び出してブロック。このこぼれ球をプクツカが左足で押し込んでユベントスが先行する。
対するペルージャは90分に左サイドからのクロスの落としに合わせてタイミング良く走り込んで来たジャルディーノがシュートを放ったが、これも枠を捉えずに試合は終了。
ユベントスが 1-0 で勝利し、勝点3を積み重ねることに成功した。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「今日の勝利は私達にとって非常に重要でした。リミニが除外されたことで消滅した勝点3を確保したからです。順位を挽回する上でも、良い状態で乗り込んで来たペルージャに勝った点でもポジティブです。
様々な点で今季最高の試合だったと思います。最後の 20m では改善の必要はありますが、今日の結果に私達は満足しています。チームには価値がありますし、試合ごとに最適な選択が可能です。ただ、1週間で3試合目でしたし、このレベルのパフォーマンスは望外でした。
プクツカは出場停止明けで素晴らしいパフォーマンスはできませんでした。しかし、得点の場面では正しいタイミングで正しい場所にいました。クオリティーは持っていますし、より成長できるでしょう。
マズールは3週間前から私達とのトレーニングを行っています。才能のある献身的な選手ですし、チームにとって不可欠な資質を持っています。現在の努力を継続しなければならないでしょう。飛躍に必要なスキルを備えているからです。
デメは途中出場で良いプレーを見せてくれました。軽い怪我を抱えていたので先発出場は回避したのです。良い試合をプレーしたと思います」
ペルージャに “名前敗け” することなく、“降格プレーアウト圏に沈むチーム” から勝点3を取り切った試合結果が大きな評価ポイントと言えるでしょう。
主力 CB のペドロ・フェリペ選手が一発退場による出場停止処分で不在の状況でもクリーンシートを達成したことも収穫点。次節以降に向けて DF 陣に厚みをもたらす要因になるからです。
攻撃に関しては「選手個々がラストパスやシュートなどフィニッシュ局面での精度を高める必要性」がありますが、その能力を実証した選手から順次ステップアップしてBチームを “卒業” する運命からは逃げられません。
したがって、チーム首脳陣には育成し続ける根気強さが求められることになるでしょう。
Bチームの次戦は12月7日(日)に開催される 2025/26 セリエC第17節グイドニア戦です。ペルージャ戦での勝利を活かし、勝点を持ち帰ることができるのかに注目です。