『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスが今シーズンでミランとの現行契約が満了する GK マイク・メニャンを獲得できる可能性を探っているとのことです。実現は望み薄と言わざるを得ないでしょう。

メニャン選手は1990年7月生まれの30歳。PSG の下部組織出身でリールで頭角を現し、2021年夏にミランへ加入したフランス代表の正 GK です。
ミランとの現行契約は2026年夏まで。契約延長交渉は進展していたものの、ミラン上層部の顔ぶれが(ターレ SD などに)変更されたことで交渉は棚上げ状態。
そのため、現状では「メニャン選手は2026年夏に契約満了で退団」が有力視されています。
メニャン選手がミランを退団した場合の新天地はプレミアリーグが有力視されていますが、ユベントスも獲得の可能性を探っているとのこと。
- ユベントスの GK 事情
- 正 GK ディ・グレゴリオのパフォーマンスが不安定
- 「プレミア勢はディ・グレゴリオを高く評価」との報道あり
- メニャン獲得に乗り出した際の障害
- チェルシーなどプレミア勢との争奪戦になる可能性
- ミランより下位でのフィニッシュだと都落ちと見なされる
“現在のユベントス” は「メニャン選手を正 GK に据えられるのならディ・グレゴリオ選手をプレミア勢に売却すれば良い」との認識で動くことができます。これがユベントスが関心を示す根拠でしょう。
一方で問題となるのは報酬面。プレミア勢とのマネーゲームを制することは非現実的ですし、ミランより下位でフィニッシュしてしまうと「期待を大きく裏切った選手の即時放出」が再優先事項になるからです。
したがって、補強の現実的な候補になるのかが判明するのは少し先のことになるでしょう。
メニャン選手を取り巻く状況はユベントスのヴラホヴィッチ選手と同じで「フリーで移籍市場に出ることを前提にした憶測」が移籍情報として飛び交っています。来年1月には自由交渉が可能となるため、動きが本格化するのは年明けからでしょう。
ユベントスが良いチーム状態で2026年1月の移籍市場を迎えることができるのかに注目です。