『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、今夏の移籍市場で成立する可能性がある「ヴラホヴィッチ選手のミラン移籍」は持久戦の様相を呈しているとのことです。
ミラン側に「ヴラホヴィッチ選手を早急に確保しなければならない理由」は存在しないため、必然の結果と言えるでしょう。

ヴラホヴィッチ選手はミラン移籍を否定していないものの、「ミランからの獲得オファーであれば “どのような条件でも” 応じる」とは言っていないと思われます。
そのため、以下の問題を解決する必要性が生じているのです。
- ユベントス側: ヴラホヴィッチに投じる人件費の破棄
- 減価償却費: 1950万ユーロ
- 推定年俸: 1200万ユーロ
- 選手側: “格式あるクラブ” で事前に保証されていた年俸の受け取り
ミランは「選手が納得する格式のあるクラブ」ですが、『ユベントス水準の年俸』を認めてしまうと報酬基準が崩れて “現在のユベントス” の二の舞になります。
それを避けるために「静観」を選択し、持久戦に向けた準備を始めたのでしょう。
ミランが『前線の CF に期待する役割』は次のように整理できるため、その役割を担うのがヴラホヴィッチ選手でなければならないことはありません。
- アッレグリは 4-3-3 と 3-5-2 を兼用するシステムを準備中
- 中盤の3センターは役割は原則として不変
- それ以外のポジションでは対戦相手によって役割が変化
- CF は「攻撃時に “エースのレオン” とのコンビネーションが機能すること」が前提
- 『守備軽減権』が与えられるのはレオン
「マンチェスター・Uからホイルンド選手を期限付き移籍で獲得」となっても良いですし、「ヒメネス選手が期待に呼応」しても問題ないからです。
レオン選手が『オープンな展開』で強さを発揮することが証明済みであることを考えると、新たに獲得する CF は『ゴール前が封鎖された局面でも高さ勝負を挑める空中戦に強い FW』が優先されることになるでしょう。
レオン選手に『PSG のデンベレ選手が担っている役割』を託す場合、『9番』の重要性が変わってくるからです。
「CF が1人だけの状態でセリエAとチャンピオンズリーグの掛け持ちを試みるとどうなるか」は昨シーズンに実証されています。立場的に最も苦しいユベントスがヴラホヴィッチ選手の去就に関してどのような決断をするのかに注目です。