『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスがニコラス・ゴンサレス選手をサウジ勢に売却する思惑を持っているとのことです。
ユベントスはN・ゴンサレス選手の放出によって「今夏の移籍市場での自由度」を得ることができますが、思惑どおりに進む可能性は低いことが現実でしょう。

N・ゴンサレス選手は1997年4月生まれの27歳。2024年夏に買取義務の付随した期限付き移籍でフィオレンティーナからユベントスに加入したアルゼンチン代表の右 WG です。
ただ、ユベントス初年度となった 2024/25 シーズンは筋肉系の問題でシーズン前半戦は思うように稼働できず。
- N・ゴンサレスのセリエAでの成績
- 23/24 (Fio) : 29試合1913分・12G2A
- 24/25 (Juv) : 26試合1764分・3G2A
高評価を得る要素だった得点力で存在感を発揮できず、チアゴ・モッタ監督とトゥドール監督の双方で立場を確立することはできませんでした。
ユベントスにとって問題なのは「2024年の年末時点でN・ゴンサレス選手の獲得費用3458万ユーロが計上済み」であること。これは現在の経営水準的に好ましくありません。
N・ゴンサレス選手に要する年間の減価償却費は約700万ユーロ。
『レギュラーとしてシーズン全体を通して貢献する選手』に支払うことはできても、『ポジション争いを展開する選手』に計上するのは難しい水準。『控えの立場に甘んじている選手』には払えない水準の費用です。
したがって、“残存簿価以上の移籍金でN・ゴンサレス選手を獲得できる資金力のあるクラブ” への売却報道が流れるのは自然なことと言えるでしょう。
(ユベントスに限らず)どのクラブも『費用対効果の優れない控え選手』には「売却容認の方針」を採るからです。
ユベントスの経営的には「サウジ勢がN・ゴンサレス選手を完全移籍で獲得」してくれる形が理想でしょう。会計的な損失を計上せずに済むからです。
しかし、選手の場合は別。「W杯の出場メンバーに選出されること」を重視するなら、「 “高い競争力のあるリーグに所属するクラブ” に期限付き移籍をして出場機会を得ること」も選択肢になるからです。
攻撃陣の中で控えに甘んじているN・ゴンサレス選手が自身の去就に対し、どのような決断を下すのかに注目です。