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ユベントス、トゥールーズ前会長のダミアン・コモリをクラブ重役として招聘?

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによりますと、ユベントスがクラブの構造改革を行うためにフランス・トゥールーズで会長を務めていたダミアン・コモリ氏の招聘に動いているとのことです。

 オーナー(= Exor のエルカン CEO)が「クラブ上層部の変革を望んでいる」ものと思われます。

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 コモリ氏は1971年11月生まれの51歳。1990年代にモナコのアカデミーでサッカー界のキャリアをスタートさせ、計30年のキャリアを持つ人物です。

 “発掘した選手” にスポットが当てられがちですが、2012年4月にリヴァプールの SD 職を辞してからは6年間のブランクが存在。

 したがって、招聘が適切であるかの評価は「2020年に就任した当時2部のトゥールーズでの会長職として手腕」で行うべきでしょう。

 

 ユベントスがコモリ氏をクラブ重役としての招聘を試みている理由は「現在の上層部が問題を抱えているから」だと思われます。

  立場
スカナヴィーノ メディア産業で実績を残す優れた経営者だが、(トリノのカイロ会長と同様に)選手評価やチーム編成などサッカー界の特有要素への対処能力までは備わっていない
ジュントリ スカナヴィーノを(財政面で)説き伏せれば、自分好みのチーム編成が可能。将来の主力となる若手有望株を換金することも容易な立場
チアゴ・モッタ ジュントリ等から選手起用への介入に対しては、そのことの暴露を匂わせれば牽制になる

 スカナヴィーノ CEO は「企業経営における財政状況のチェック能力」は備わっていますが、「収益を生み出すスポーツ部門が競争力を保持しているかのチェック能力」には秀でていません。

 その結果、ジュントリ FD の『お笑い補強』を阻止することができなかったのです。

 出資者であるオーナーが「クラブ経営陣の変革」に乗り出すことは不可避ですし、“サッカー界にマネーボールの手法を持ち込んで結果を示した経営者” と評されているコモリ氏の名前が取りざたされることは不思議ではないからです。

 

 ただし、マネーボール的アプローチで効果を得られるかは別問題。“現オーナーがマネーボールに詳しいリヴァプール” の経営手法をどう参考にするかが鍵になるでしょう。

 まずはユベントスのクラブ上層部の変革がどのような形で落ち着くのかに注目です。