『SportBusiness』が発信した「 "Jeep" が "Visit Detroit" と共に FIFA クラブW杯 2025 でユベントスの胸スポンサーに戻って来る」とのニュースが複数のイタリア・メディアで取り上げられています。
大会限定と思われるため、ユベントスが望む長期・優良スポンサーである可能性は低いでしょう。

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Jeep と Visit Detroit の “共同広告” が噂される理由は以下の事情があるからです。
- 16億ドルを投じた Jeep のデトロイトにある生産工場が2021年に稼働開始
- アメリカ市場で最も売れているステランティス社のブランドが Jeep
- 2024年の年間販売車数が58.8万台と前年より -9% を記録
- Jeep は「利益率が高い」ため、ステランティスの業績不振に直結
- タバレス CEO が引責辞任の形で退任
- 現在は親会社 Exor のエルカン CEO が暫定 CEO
- 2025年第1四半期は14.1万台の販売数で前年同期比 -10%
- トランプ政権による関税措置を受けてステランティスはアメリカ国内5工場の従業員900人を一時解雇する方針
ジープと関係の深いデトロイトが2025年6月に “アメリカで” 開催される FIFA クラブW杯で広告を露出する価値を見出すのは必然でしょう。
アメリカ国内での販売台数と生産工場の従業員数は相関関係にあることが「企業の経営判断」によって示されているからです。
ただ、ユベントスのクラブ経営的に大きなプラスとはならないと思われます。
ジープ社が「自社ブランドの(世界的認知度の)向上」を目的とするなら、“単体で” 胸スポンサーを務めることでしょう。
しかし、現状で噂されているのは「Visit Detroit との共同スポンサー」。広告の対象とする市場が「アメリカ国内」である可能性が高く、スポット契約のスポンサー料に留まると考えられるからです。
ユベントスは「クラブの希望額を満たす水準での長期契約」を胸スポンサーに求めていますが、スポンサーの獲得交渉は順調とは言い難い状況にあります。
チアゴ・モッタ監督を解任したことによる中長期プロジェクトの修正という逆風の中での胸スポンサー探しが上手く行くのかに注目です。