2024/25 シーズン途中にチアゴ・モッタ監督に代わって就任したトゥドル監督は 3-4-2-1 にシステムを変更することが有力視されています。そのため、各ポジションごとの序列を予想したいと思います。

GK 陣
GK は「ディ・グレゴリオ選手の判断力の拙さをどれだけ容認するか次第」でしょう。
『足元の技術』でペリン選手を上回っているディ・グレゴリオ選手ですが、「いつ・どこで・どのような対応するのかの思考判断」は不得意。そのため、相手のクロス攻撃を受けた際はゴール前で “埋没” しています。
「即座に・この場で・相手のシュートに対応」で試合後採点で大きなプラス加点を得たのが 0-4 で惨敗した第28節アタランタ戦。
第29節フィオレンティーナ戦では「 “平面 GK のディ・グレゴリオ” はいつ・どこで・どのような対応するのかの思考判断が必須のミドルシュートに脆い」と(モンツァ時代の指揮官パッラディーノ監督に看破されていたため)速攻から狙い撃ちにされて 3-0 で敗れたからです。
DF 陣
DF 陣はジュントリ FD とチアゴ・モッタ監督が「4バックのチーム作り」をしていたため、CB でプレー可能な DF が駒不足。トゥドル監督に与えられた選択肢は多くありません。
| LCB | CB | RCB | |
|---|---|---|---|
| 戦力 | ケリー | ガッティ | |
| 拝借中 | ヴェイガ | カルル | |
| 離脱中 | カバル | ブレメル | |
| 貸出中 | F・ゴンサレス ムハレモヴィッチ |
ルガーニ | T・ジャロ デ・シリオ |
ベンチスタートが濃厚なのは CB 陣4人の中で最もトップスピードがないケリー選手。
ただし、DF 陣で『優先出場枠の資格』を有している可能性があるのはガッティ選手だけ。戦術理解度やパフォーマンスで序列変更は即座に生じるため、まずは「戦える姿勢をピッチ上で示すこと」が要求されることになるでしょう。
WB/MF 陣
MF 陣は “ユベントスで最高の中盤 MF の評価を得ているテュラム選手” が『優先出場枠』からスタート。また、WB 陣は選手層の問題で実質的な『優先出場枠』が存在する状況です。
| LWB | MF-1 | MF-2 | RWB | |
|---|---|---|---|---|
| 優 | N・ゴンサレス | テュラム | ? | |
| 戦 力 |
ロカテッリ コープマイネルス マッケニー |
A・コスタ T・ウェア |
||
| ローヒ | サヴォナ | |||
| 離 | カバル | |||
| 貸 | コスティッチ | ファジョーリ | アルトゥール | |
WB の配置は現有戦力だと右は(左足首を痛めて離脱中の)カンビアーゾ選手が理想。マッケニー選手を同時起用することで「内と外のスイッチ」が可能となり、クロスを入れた際は「大外のN・ゴンサレスが待つ二段構え」ができるからです。
N・ゴンサレス選手はアルゼンチン代表で左 WB としてプレーしていますし、ユルディズ選手とのコンビで左サイドを崩し、クロスを選択した場合は「ヴラホヴィッチ選手とマッケニー選手の二段構え」がこちらも可能です。
現有戦力で左右をバランスを取る選択肢は限られているため、ボランチの組み合わせは周囲との連携を確認した上での判断になると思われます。
FW 陣
FW 陣ではユルディズ選手とヴラホヴィッチ選手が『優先出場枠』を持っている状態であるため、残る右シャドーの1枠を “攻撃面が特長の選手” で争う構図になることは避けられません。
| LST | CF | RST | |
|---|---|---|---|
| 優先枠 | ユルディズ | ヴラホヴィッチ | X |
| 戦力 | バングーラ | コープマイネルス マッケニー (N・ゴンサレス) |
|
| 拝借中 | コロ・ムアニ | コンセイソン | |
| 離脱中 | ミリク | ||
| 貸出中 | ミレッティ |
ヴラホヴィッチ選手は「ストライカーとして仕事で結果を残している限りはレギュラー待遇」となり、4月中旬まで低パフォーマンスが続くようだと『CF のポジション』をコロ・ムアニ選手などに明け渡すことになるでしょう。
右シャドーについては「周囲の味方とのコンビネーションに長けた選手」が有力。“優先出場枠を持つ選手と息の合うプレーができる選手” に最初のチャンスが与えられると予想されるからです。
今週末の29日(土)に行われるセリエA第30節ジェノア戦にトゥドル新監督がどのような先発メンバーを送り込むのかに注目です。