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ユベントスの 2024/25 シーズン上半期報告書で「アジッチは移籍金523万ユーロで獲得」や「ニコルッシは350万ユーロで売却済み」などがひっそりと公開される

 ユベントスが公式サイト上で 2024/25 シーズン上半期の報告書を公開していましたので、経営面に関する項目にスポットを当てたいと思います。

 アジッチ選手の獲得費に700万ユーロ超を投じ、2024年12月末の時点でニコルッシ選手は “売却済み” だったことが明かされています。

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アジッチは「フリーでの加入」ではなく「500万ユーロ超の移籍金で獲得」

 まず、驚きだったのはアジッチ選手がフリーでの加入 “ではなかった” ことです。

 (D・ルイス選手と同じ)2024年7月1日付でレガ・セリエAに獲得が承認されたアジッチ選手ですが、獲得に関するユベントスからのプレスリリースは存在せず。そのため、報道されていた『フリーでの加入』かと思われました。

 しかし、実際は『ブドゥチノスト・ポドゴリツァに移籍金523万ユーロを支払っての完全移籍』だったことが報告書で判明。代理人などへの手数料を含めると、獲得費用は716万ユーロに達しています。

 この部分を伏せていたことは好ましいとは言えないでしょう。

 

お楽しみ項目だったディ・グレゴリオとN・ゴンサレスの計上費用の詳細が判明

 上半期の決算報告書に記される内容で当初の注目事項は「買取義務が付随した期限付き移籍で獲得したディ・グレゴリオ選手とN・ゴンサレス選手に投じた計上費用の詳細」です。

 それらは下表のように報告されました。

選手名 獲得報告書 上半期報告書
賃借料 移籍金総額
(想定)
移籍金
(計上額)
償却済
ディ・グレゴリオ €4.5m €18m €17.3m €1.7m
N・ゴンサレス €8m €33m €34.6m €2.5m

 両選手の獲得時にクラブが想定値として言及した『移籍金の費用』と『減価償却の対象額』がほぼ一致しています。誤差は会計基準(IFRS)を用いた際のものと推測されるため、問題とはならないでしょう。

 懸念点は「N・ゴンサレス選手の償却費が100万ユーロほど少ないこと」。5年契約だと「契約1年目の半期が終了した時点で獲得費用の 10% が償却済み」となるため、350万ユーロの償却をしたかったからです。

 償却されなかった分は「2024/25 シーズン下半期以降に償却」となるため、“小さな懸念事項” として留意しておく必要があるでしょう。

 

ニコルッシは2024年の年末時点で売却済み

 一方で選手売却に関してですが、ニコルッシ選手など『2024年夏の移籍市場で買取義務が付随した期限付き移籍』でチームを離れた選手は年末の時点で売却されていたことが判明しました。

 ニコルッシ選手は移籍金350万ユーロでヴェネツィアに売却済み。クラブの金庫に280万ユーロを残してユベントスを離れています。

 また、150万ユーロでサンプドリアに売却したセクロフ選手はクラブに130万ユーロを残しています。

 「これらのクラブ内育成選手を換金して獲得した若手有望株がアジッチ選手」とも言えるため、アジッチ選手は他の若手選手と比較して早期に結果を残せなければ批判を免れることはできないでしょう。ノンジェ選手も追い出しているからです。

 

「契約を1年延長した上での期限付き移籍」をしたトップチームの選手は見当たらず

 出場機会を求める際には「現行契約を1年延長した上で期限付き移籍」をするケースもありますが、2024年夏に現行契約を延長して期限付き移籍でユベントスを離れた選手はいませんでした。

  • 2025年夏に現行契約が満了
    • DF: デ・シリオ(32、to エンポリ)
    • GK: ゴーリ(29、to スペツィア)
  • 2026年夏に現行契約が満了
    • WB: コスティッチ(32、to フェネルバフチェ)
    • DF: ルガーニ(30、to アヤックス)
    • DF: T・ジャロ(24、to ポルト)
    • DF: ムハレモヴィッチ(22、to サッスオーロ)
    • DF: F・ゴンサレス(21、to フェイエノールト)
    • MF: ノンジェ(19、to セルヴェット)

 これら上述の選手はチーム首脳陣が変わらない限り、今夏か来夏にはユベントスと袂を分かつことになると思われます。

 

 2024年夏に高額な移籍金を投じて獲得した3選手は本領を発揮できていませんし、「真価を発揮して貢献してくれると確信している」との擁護が通用するのは期間限定です。

 チーム編成が機能しているとは言い難い状況に対して責任者がどのような修正策を施すのかに注目です。