アリアンツ・スタジアムで行われた 2024/25 UEFA チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第6節マンチェスター・シティ戦に 2-0 で勝利したユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「素晴らしい魂の内なる炎を持ってプレーし、頭は上手くプレーをしたいとの欲求を持っていました。
身を屈める時が多くなることは分かっていましたし、常にそうしていました。攻撃面では正しい方法で行なったと思います。勝利に値しましたし、誰もが上手くやりました。
また、何人かの選手が戦線に復帰しました。私達は彼らを元のコンディションに戻し、彼らは私達が必要とするサポートをしてくれたのです。
コープマイネルスは攻守両面での案内役になるため、外すことは難しいです。
マッケニーは並外れたフィジカルがあり、素晴らしい技術と挿入力もあります。このようなクオリティーの選手を有していることは幸運です。彼に満足していますし、他の選手にも満足しています。
ライプツィヒとは別です。対戦相手のレベルが違いますから。今日は全員で守らなければならなかったですし、クオリティーを高めたリスタートも必要でした。だから、相手はヴラホヴィッチだけに集中できかなったのです。
最も美しいユーヴェ?私には分かりません。なぜ私達がこの仕事をしているのかを思い出させてくれる美しい瞬間は存在しました。
私達はクラブと協調していますし、私達が何を望み、何を必要としているのかは知っています。同じ哲学を維持しているのです。今は次戦のヴェネツィア戦のことを考えましょう」
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手:
「チーム全体が素晴らしい試合をプレーしました。私達は注意深く準備し、やらなければならないことを完璧に遂行しました。結果は驚くべきものであり、今後に向けたブースターになるでしょう。
ゴールは少しラッキーでした。しかし、重要なのはボールが入ったことです。このように継続したいと思います。
ボローニャ戦の後は私達自身で話し合いました。そして、ビンタの反応を待てないと結論付けたのです。シティ戦では良い準備ができましたが、他の試合ででも同じ緊張感で臨まなければなりません。
私達は若いチームです。経験値を少し欠いていますが、ユベントスでは時間を浪費することはできません。この試合が新たなページの始まりであることを願っています」
ウェストン・マッケニー選手:
「美しい夜であり、自信を取り戻してトップに返り咲くにはこの試合に勝つことが重要でした。グループの勝利であり、私達は昨日そのように話していました。
私達はもっとする必要がありますし、結束を保ち、競争を制して4位以内に戻る必要があります。
シティは良いプレーをしていました。難しい時を過ごしていますが、彼らが強いことに変わりありません」
ユベントスは 4-2-4 の守備ブロックで対峙。これまでは DF と FW の距離が間延びした際に「ダブルボランチの両脇にある左右のハーフスペースと大外を起点に波状攻撃を浴びる」という悪癖を露呈していました。
ところが、“圧倒的なボール保持能力を持つマンチェスター・シティ” が「『穴のある守備ブロック』に圧力をかけて圧縮による崩壊を試みる」という戦術ミスをしてしまいます。
その結果、ユベントスは「限界寸前まで圧縮された『極めてコンパクトな 4-2-4 の守備ブロック』をプレゼントされた状態で迎撃からのカウンター発動に備える状況」を労せず手にしています。
ユベントスの2得点はどちらも守備網に引っ掛けてボール奪取に成功した選手が発動させたカウンターをチームで完結したものです。したがって、今節の勝因における必然性と偶発性の整理が重要になるでしょう。
今週末のヴェネツィア戦でも『マンチェスター・シティ戦で披露した 4-2-4 の非常にコンパクトな守備ブロック』を継続できるのなら、チームが上昇気流に乗るのは時間の問題です。
ただ、この守備ブロックが “ポゼッション能力に秀でた対戦相手からの強烈な圧力” を受けたことによる偶然の産物であるなら、低調なパフォーマンスに戻ってしまうことでしょう。
チアゴ・モッタ監督のチームが継続性を示すことができるのかに注目です。