国際Aマッチデーで延期となっていた 2024/25 セリエC第15節トゥリス戦が行われ、ユベントス・Bチーム(= Next Gen)は 0-0 で引き分けしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ダッファラ |
DF | 7: ムラッツィ 23: F・スカーリャ 4: P・フェリペ(→ 27' pt. 24: チティ) 31: プクツカ |
MF | 21: パルンボ(→ 25' st. 73: ファティカンティ) 28: オウス |
6: コメネンシア 10: アンゲェレ(→ 1' st. 20: ダ・グラカ) 11: クドリッジ(→ 25' st. 5: マッカ) |
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FW | 17: ジェッラ (C)(→ 41' st. 79: セメド) |
ブランビッラ監督は 4-2-3-1 を継続。ボランチのパルンボ選手と右 WG のコメネンシア選手が新たに先発して試合に臨みます。
最初に惜しいチャンスを作ったのはホームのユベントス。9分にコメネンシアからのクロスにアンゲェレがヘディングで合わせるもシュートは枠のわずかに左へと逸れる。
ユベントスは直後の10分にオウスが右サイドから折り返したクロスにジェッラが合わせたが、今度は GK マルコーネがパンチングで応戦。序盤の決定機を逸してしまう。
対するトゥリスは14分に右サイドから攻め込んだボリが思い切ったシュートを放つも、枠の左へと逸れてしまう。
地力の差で徐々に押し返したトゥリスは44分に左サイドの FK からコチェッタが頭で合わせたが、このシュートも枠を捉えず。結局、前半は 0-0 のスコアレスで終了する。
後半で先に惜しい場面を作ったのもユベントス。50分に右サイドからのクロスでゴール前での混戦が生じるも。ダ・グラカのシュートは上手くミートせず。GK マルコーネがボールの処理に成功する。
攻めるユベントスは60分にオウスが立て続けにロングシュートを放つが、どちらも GK マルコーネを慌てさせるほどの威力と精度は伴わず。
一方のトゥリスは80分にドリブル方向を間違ったプクツカからボール奪取に成功するとカウンターを発動。だが、エクバンのシュートはクロスバーの上を越えてしまい、均衡を破ることに失敗してしまう。
ユベントスはその後もミドルシュートを主体に攻め続けたが、得点を奪うことはできずに試合終了のホイッスル。
試合は 0-0 で終了し、両チームが勝点1を分け合う結果となった。
なお、試合後にブランビッラ監督は次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「勝ちたかったのは当然です。勝利から長く遠ざかっているからです。私達は結果にも、パフォーマンスにも目を向けなければなりません。その意味では前進したと思います。試合のペースとインテンシティーは上がりました。
良いチャンスはありましたが、精度を欠いていました。後半に2人のストライカーを投入した理由はゴール前のスペースを埋めるためです。ただ、決定的な動きはできませんでした。
特に若い選手にとって簡単ではない時であったとしても、誰もが非常に協力的です。彼らにはクオリティーがありますし、後はそれを引き出すだけです。
私達は試合の原則という意味においても良い試合をしました。守備面においてもです。重要な兆候は目にしましたが、試合に勝つためにはゴールが欠けていました。
クラウディオ・キエッリーニから電話があった時に熱意を持って受け入れました。戻る場所は分かっています。私は順位を上げるチャンスがあると信じているからです。
時間はかかるでしょう。仕事をしなければなりませんが、私達は成功すると確信しています」
“昨シーズンまでBチームの副監督だったミルコ・コンテ監督” が率いるトゥリスとの対戦でした。
試合内容についての寸評はブランビッラ監督が言及したように「守備面では内容と結果が出ている」ため、今後は「決定機での精度の高さ」が勝点をコンスタントに獲得していく上での課題となるでしょう。
Bチームにとっての追い風はコッパ・セリエCで敗退済みのこと。昨季と比較して「週1試合のペースで準備に時間が取れる」ため、監督交代で巻き返しを図るチームにとってはプラス材料になるからです。
Bチームの次戦は12月1日(土)に予定されている 2024/25 セリエC第17節ターラント戦です。
降格圏を脱出するためには「勝点3の獲得」が重要になります。守備にある程度の安定感があれば勝利が現実味を帯びるため、今節で披露した良い守備に攻撃のクオリティーを上乗せすることができるのかに注目です。