ヴィラ・パークで行われた 2024/25 UEFA チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第5節アストン・ヴィラ戦に 0-0 で引き分けたユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「ミラン戦での 0-0 は良い試合の末の結果ですし、サン・シーロで選手達がしたことを誇りに思っています。今日の試合も私は満足しました。
私達は常に勝ちたいと思っています。ただ、常に勝てる訳ではないですし、正しい価値を与えなければなりません。選手達の献身と欲求に感謝したいと思います。
ソリッドに戦い、最高の機会を作ることができました。今はカンピオナートのことを考えます。チャンピオンズリーグは残り3試合ですし、私達はプレーオフ進出を目指して戦います。
ミラン戦よりはオープンな試合でしたが、アストン・ヴィラは対戦するのが難しい私が良く知る監督が率いるチームです。
私達はセットプレーででも失点を許さなかったですし、彼らはトランジションに長けたチームです。相手に許したことは改善できることです。
チャンピオンズリーグの舞台ですし、特別な雰囲気があるのです。ですが、選手達を祝福したいと思います。
途中交代となったサヴォナは評価しなければなりません。何もないことを願っています。
コープマイネルスは偉大な選手です。彼をピッチ上で見ることができて嬉しいです。ライン間をコンパクトにしてスペースを与えないチームとの対戦は簡単ではありません。
もう少し後方でプレーした方がコープマイネルスは快適にプレーできるでしょう。両方でプレーするクオリティーを持っていますし、得点にも近づきました。いずれはゴールが来るのです。冷静に仕事を継続しなければなりません」
フェデリコ・ガッティ選手:
「私達は緊急事態ですし、イングランド勢とのタフな試合でした。欠場者?失っています。全員が重要なピースですから。
明日は試合の分析と改善点の理解に努めることになるでしょう。良い勝点ですが、勝つこともできたと思います。勝てない時は負けてはならないのです」
マヌエレ・ロカテッリ選手:
「私達はもっとできたと思います。常に勝利を目指しているからです。言い訳は探したくありません。ピッチに立つ時はこのユニフォームのためにすべてを出し尽くしているからです。
ペナルティーエリア手前の管理はもっと上手くできたと思います。相手に与えた FK は避けることができた状況でした。しかし、この難しいピッチで勝点1を獲得したことはポジティブな結果だと思います。
私達は互いに見つめ合い、このユニフォームを着る資格があることをピッチ上で示さなければなりません」
両監督ともに「まずは最終ラインでボールを保持して相手が奪いに来たところを…」というアプローチを採ったものの、相手チームが深追いしなかったことで膠着した試合となりました。
チアゴ・モッタ監督が PSG で現役引退をした時の指揮官がエメリ監督だったのですから、「互いに手の内を理解した状況での “師弟対決” は引き分けが妥当な結果」と言えるでしょう。
“途中投入が可能な選手が4〜5人しかいない状態のユベントス” がミラン戦とアストン・ヴィラ戦を引き分けたことは「ポジティブな結果」であると同時に「ジリ貧の現状」を示唆しています。
したがって、「巻き返しを図るための “下ごしらえ” がどのぐらい進行しているか」が問われることになると思われます。
ユベントスの次戦は12月1日(土)に予定されているアウェイでのセリエA第14節レッチェ戦です。
コンディションが整わない選手を数多く抱える状況では「セットプレーでの得点をポゼッションで時計の針を進めて守り切る」も試合戦術の選択肢になるでしょう。
チアゴ・モッタ監督がチームの現状をどのように分析し、勝利に向けた最善策を打ち出すのかに注目です。