2024/25 セリエC第14節が行われ、アウェイでフォッジャと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は前半に許した1点が最後まで響き、1-0 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ダッファラ |
DF | 34: トゥルコ 23: F・スカーリャ 4: P・フェリペ 19: ローヒ |
MF | 21: パルンボ(→ 45' st. 16: アマラディオ) 42: ペーテルス(→ 16' st. 28: オウス) |
17: ジェッラ (C)(→ 16' st. 74: パパドプロス) 10: アンゲェレ 11: クドリッジ(→ 27' st. 31: プクツカ) |
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FW | 79: セメド(→ 27' st. 9: マンチーニ) |
退場処分となったモンテーロ監督に代わって指揮をするスパノ監督代行は 4-2-3-1 を選択。
前節ラティーナ戦から5選手の入れ替えを実施。セメド選手を CF に配置し、ジェッラ選手とクドリッジ選手の両翼でトップチームから加入したローヒ選手も先発して試合に臨みます。
最初に枠内シュートを放ったのはユベントス。2分にパルンボが折り返しに合わせて枠内にミドルシュートを放つも、GK ペリナが落ち着いて処理をする。
ユベントスは18分に右サイドを抜け出したジェッラのクロスにセメドが合わせようとするとも、ズンノのスライディングタックルで阻まれてシュートは放てず。
すると、試合は28分に動く。フォッジャは左サイドのミリコがファーサイドにクロスを入れると、GK ダッファラがキャッチし切れずにルーズボールが発生。これをオーランドが素早く押し込んで先制に成功する。
反撃のきっかけを掴んでおきたいユベントスだったが、前半の残り時間はミリコの仕掛けへの対処に追われて終了。前半は 1-0 とホームのフォッジャがリードを持って折り返す。
ハーフタイムを挟んで迎えた後半もユベントスは右サイドのジェッラを起点にゴールを狙う。
ユベントスは57分にそのジェッラのクロスにクドリッジがオーバーヘッドで枠内シュートを放つも、GK ペリナが弾き出してゴールとはならず。1点が遠い展開が続く。
対するフォッジャも試合の行方を決定付ける2点目を狙うが、67分にミリコがシュートを枠外に外した場面に代表されるように決定機を活かし切れない。
ユベントスは試合終了間際の87分にセットプレーからオウスが頭で送ったボールをマンチーニがヘディングで狙うも、相手 DF との競り合いの形になって枠は捉えず。
結局、試合は 1-0 のままで終了。ユベントスはシーズン9敗目を喫した。
なお、試合後にスパノ監督代行は以下のようにコメントしています。
フランチェスコ・スパノ監督代行:
「可能性は別にして、私達は相手の2倍は決定機を作り出していました。結果を欠いたのは不運です。過程であることは理解しています。選手達は若く、私達は取り組みを継続します。
順位は選手の価値を反映するものではありません。私達は彼らの隣にいますし、彼らが何をできるのかを知っています。このカンピオナートやグループの難しさは良く分かっています。
Bチームは選手達にとって教育的です。ユース世代にとって大きなサポートになるでしょう。才能ある選手達がチームを通してサッカーに到達できるからです。
Next Gen のようなグループは毎年選手が入れ替わり、若い選手達をトレーニングし、同時に新加入選手に対応するチャレンジに直面すると信じています。長期的に考えず、この先の5試合を決勝戦と考えなければなりません。
前半戦で勝点15を獲得できる可能性は残っていますし、私達は可能な限り多くの勝点を稼がなければなりません」
現在のBチームは根源にあるはずの『経営目的』が間違って設定されており、その影響が『シーズン戦略』に及んだことで挽回が困難な状況にあります。
Bチームで別格の存在感を発揮していた選手が「1年」どころか「数ヶ月」でチームから離れるのは発足1年目から発生していたこと。今シーズンの低迷は “その現実” を軽視した結果です。
残り24試合は「なりふり構わず残留狙い」で臨まざるを得ませんし、そのための指揮官はモンテーロ監督が適任なのかも問われることになるでしょう。
また、数合わせでトップチームに招集されている状況になりつつあるローヒ、アジッチ、バングーラの3選手をBチームで出場時間を確保させることも選択肢になるでしょう。
Bチームの次戦は11月16日(日)に予定されている 2024/25 セリエC第15節トゥリス戦です。チームが欲する勝点1を得るためにモンテーロ監督がどのような準備をして臨むのかに注目です。