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ユベントス、株主総会で 2023/24 シーズンの決算などが承認される

 ユベントスは公式サイト上で2024年の株主総会が行われ、約2億ユーロの赤字を計上した 2023/24 シーズンの決算などが承認されたと発表いたしました。

 クラブから発表された今回の株主総会で承認された主な項目は以下のとおりです。

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  • 2024年6月30日時点での財務諸表の承認
  • 2024/25 シーズンからの監査役の任命
    • 任期は 2026/27 シーズンまでの3年間
  • 2024/25 〜 2028/29 シーズンでの自社株式の購入および処分
  • 報酬制度
  • 株主総会における議決権行使に関する定款の改正

 2026/27 シーズンに損益とキャシュフローの両方で黒字化を達成するとの『長期計画』が定められているため、経営方針に大きな影響を及ぼす議決はありませんでした。

 したがって、『長期計画』の想定どおりに経営改善が進むかが注目点になるでしょう。

 

 株主総会では「胸スポンサーはどうなっているのか」との質問がなされ、スカナヴィーノ CEO は「複数のブランドや企業と交渉中で今シーズン終了時までには合意に達すると考えている」と回答しています。

 ユベントスは2025年夏に FIFA クラブW杯に参戦するため、『FIFA クラブW杯の大会収入』を『胸スポンサー料』として扱うことが “今シーズンに限っては” 可能という状況にあります。

 胸スポンサーが不在であることは経営的に好ましくありません。「スムーズに後任の胸スポンサーが決まらなかった経緯を払拭できるか」が経営面での課題となるでしょう。

 

 “サッカーをしている姿を観てもらうことでお金を貰っている” との価値観によるスポーツビジネスを上手く軌道に乗せることができるのかに注目です。