2024/25 セリエC第13節が行われ、ホームにラティーナを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)はスコアレスドローで試合を終え、リーグ戦の連敗を6で止めました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ダッファラ (C) |
DF | 34: トゥルコ 23: F・スカーリャ 4: P・フェリペ 31: プクツカ |
MF | 73: ファティカンティ(→ 21' st. 21: パルンボ) 42: ペーテルス(→ 31' st. 5: マッカ) |
6: コメネンシア 10: アンゲェレ(→ 37' st, 17: ジェッラ) 3: アフェナ=ギャン(→ 21' st. 74: パパドプロス) |
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FW | 9: マンチーニ(→ 31' st. 79: セメド) |
モンテーロ監督は 4-2-3-1 を選択。ミッドウィーク開催のソレント戦ではトップチームから参加していたローヒ選手とアジッチ選手を含む先発3選手を入れ替えて試合に臨みます。
試合は13分に左コーナーフラック付近からファティカンティが放った FK がそのままゴールマウスに向かうも、GK ザッキが掻き出してラティーナは事なきを得る。
このプレーで得た右 CK からユベントスはP・フェリペが飛び込むもタイトなマークを受けてシュートを枠内には飛ばせず。
対するラティーナはエンドイとトップ下のインプラータを中心に反撃を試みるも、GK ダッファラを脅かすまでには至らず。前半は両チームともに決定的なチャンスを作れず、0-0 で終了する。
ハーフタイムを挟んだ後半で先にチャンスを作ったのはユベントス。47分にスローインの跳ねたボールで生じた混戦からアンゲェレが左足を振り抜くも、ラティーナは GK ザッキが足に当ててゴールを死守。
対するラティーナは直後の49分に GK ザッキのロングフィードに反応して抜け出したインプラータがループシュートを放つも、飛び出して来た GK ダッファラが何とか触れて CK に逃れる。
先手を取りたいラティーナは54分にリッカルディに決定機が訪れるもシュートは GK ダッファラの正面。攻勢を強めるユベントスも75分にアンゲェレが放ったシュートは GK ザッキに難なく処理をされてしまう。
決定打を欠くユベントスは85分にモンテーロ監督がレッドカードによる一発退場。指揮官不在で試合最終盤へと突入する。
両チームは後半アディショナルタイム中も勝点3を狙って惜しいシュートを放ったが、両 GK の牙城を崩すクオリティーを発揮することはできずに試合終了のホイッスル。試合は 0-0 で引き分けに終わった。
なお、試合後にモンテーロ監督は次のようにコメントしています。
パオロ・モンテーロ監督:
「嬉しいです。困難な期間を乗り越え、苦境の中で能力を示し、このグループのような難しい現実に身を置く選手達のリアクションが見れたからです。私達はグループの成長に取り組まなければなりません。
幸運なことにバッテリーを充電する時間があります。チームにはクオリティーはありますが、具体性を学ばなければなりません。ストレスで潰れることを避け、取り組みを継続しなければならないのです。
イタリアで言うなら “仕事は報われる” です。
退場に関しては選手達を引き離すためです。ピッチ上は混乱していましたし、誰とも話していませんし、何もできていません。制限エリアから離れたことが退場処分の理由でしょう」
直近2試合は退場者を出して1人少ない状況での土壇場に許した1失点のみ。チームとしての守備力が安定し、結果が出ていることがポジティブ材料です。
“打ち合いを演じる攻撃力を示せなかった現実” に直面して「最下位に低迷している」のですから、守備重視の意識を強めるのは当たり前。
1試合平均1.5失点超の守備力では降格圏を少し抜け出すまでが精一杯ですし、遅れを挽回するには「安定した守備力を維持しつつ相手のミスを突いて得点を奪える強かさのバランス」が鍵になるでしょう。
Bチームの次戦は11月10日(日)に予定されている 2024/25 セリエC第14節フォッジャ戦です。
リーグ戦の連敗を止めたことを自信に2試合連続で勝点を獲得することができるのかに注目です。