アリアンツ・スタジアムで行われた 2024/25 セリエA第10節パルマ戦に 2-2 で引き分けたユベントスのチアゴ・モッタ監督およびカンビアーゾ選手による試合後コメントを紹介いたします。
![トゥット・スポルトの一面(2024年10月31日付)](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/abyssus/20241031/20241031174907.jpg)
チアゴ・モッタ監督:
「私達は失点しましたが、決定機を作りました。パルマの決定機はカウンター攻撃でしたし、私達は上手く行った時やそうではない時がありました。
私達は良い攻撃の回数を増やし、対戦相手を長くに渡って困難に直面させなければなりません。引き分けたくなかったのは事実です。
重要なのはバランスを維持することです。私達のミスは最後の数メートルで起きました。
相手のリスタートを許さないアクションで終わらなければなりません。パルマのようにサイドで攻撃を待ち構えている選手がいる場合は尚更です。
コープマイネルスは私達にとって重要ですが、彼だけに限ったことではありません。集団での取り組みが必要ですし、時折生じた混乱を相手に突かれてしまいました。
2次プレスが上手く機能しなかったのです。攻撃に多くの選手を費やしているため、即時反応の瞬間を逸してしまうと難しくなるのです。
ウェアはサン・シーロと今日の試合で良いプレーをしました。ユルディズはオープンな試合だと相手に致命傷を与える存在になり得ます」
アンドレア・カンビアーゾ選手:
「試合を上手く解釈できませんでした。事前のマークが少しサボりがちでしたし、パルマが擁する速い選手に何度もカウンターを許してしまいました。
攻撃ゾーンに入った時は少し急ぎ過ぎたと思います。もう少し状況を読むべきでした。
私達は相互理解を進める必要があります。新しいチームであり、ゆっくりと合わさらなければなりません。全員が同じように考え、同じ方法でプレーしなければならないのです。
個人としては枠内シュートを放つチャンスがありました。この部分について改善を試みたいと思います」
相手陣内での仕掛けでボールロストが発生してしまうのは許容範囲内。その後に当事者が「攻から守への切り替え」を素早くやってくれれば問題にはなりません。
パルマ戦で問題だったのは「CF や2列目の選手が相手陣内で展開を目的としたパスをインターセプトされる回数が多かったこと」です。
それを機にカウンター攻撃を浴びたのですから、相手の攻撃陣に最初から晒されている DF 陣だけで迎撃するのは非現実的。この状況はロングボールで局面をひっくり返された時にも起きています。
超過密日程の中で「攻から守への切り替え」や「2次プレス」の出足が鈍るのは止むを得ないことです。この点に折り合いを付けた守備体系を再構築できるかがポイントになるでしょう。
ユベントスの次戦は中2日で行われるセリエA第11節ウディネーゼ戦です。時間が限られている中でチアゴ・モッタ監督が守備の応急措置をどのように講じるのかに注目です。